俳優の高橋一生が、20日に放送されたTBS系トーク番組『A-Studio』(毎週金曜23:00~23:30)にゲスト出演し、ロックバンド・never young beachのボーカル・安部勇磨の兄であることを明かし、複雑な家庭事情も語った。

高橋一生

高橋は、5人兄弟の長男で、自身、次男と三男、四男と五男で「父親が3人違います」と異父兄弟であることを告白。母親は2015年の夏に他界したそうで、三男の勇磨に話を聞いたMCの笑福亭鶴瓶は、母親が亡くなったあとに高橋が兄弟みんな集めて「お前らちゃんとせなあかん」と話したエピソードを明かした。

高橋は弟たちに家計簿をつけさせていると言い、「若い頃はある程度抑圧をかけないといけないと思った。ある規律を持っていてもらいたくて言っている」と説明。「一番下がまだ未成年。自分が18歳のときに生まれた」と話し、「母親が18歳のときに僕を産んでいるのでそれを意識しちゃって、小さい時なんか自分の子供のようにオムツもすごいスピードで変えられるようになった」と振り返った。

そして、母親の死について「覚悟していた。がんだったので」と打ち明け、「僕と母親は仲悪い時期が長かった。10年くらい会ってなかった」と告白。勇磨から病気について聞いたときは、「今会うとまた口げんかになる可能性があるから、母親が弱ってから会わせてくれ」と伝え、実際に会ったときには「ゴメンね、今まで」と謝られたという。「母もすごい痩せ細っていて、『もう大丈夫。弟はなんとかするから、ゆっくり休んでくれ』って言ったら1週間後くらいに亡くなった」と話した。

また、never young beachのボーカルである勇磨には、インディーズでずっとやっているよりもプロの世界で強くなれと言い続けてきたそうで、「評価される側にいないとダメだよっていうことは弟には言ってました」と高橋。さらに、松田龍平が何も知らないでライブを訪れたことがあり、後日、「あれ弟だけど」と伝えたところ、「えっ」と驚いていたというエピソードも語った。