JRグループの旅客6社は20日、春の期間(2017年3~6月)に運転する臨時列車について発表した。新幹線はゴールデンウィーク期間を中心に列車を増発し、東海道新幹線は春の期間中、過去最多となる4万4,268本の新幹線を運転する。

東海道新幹線はゴールデンウィーク期間中、1日平均377本の列車を運転する

東海道新幹線はこの春も「のぞみ10本ダイヤ」を活用し、週末や平日朝夕など利用の集中する時間帯に多くの列車を設定。とくにゴールデンウィーク期間は、4月28日から5月7日まで10日間合計で3,769本、1日平均377本の新幹線を運転する。春の期間中に運転される列車の合計は、前年の同時期より372本多い4万4,268本(1日平均363本)。うち山陽新幹線直通「のぞみ」は1万4,228本(1日平均117本)とされた。

山陽新幹線では、春の期間中に計2,217本の臨時列車を運転。うち1,592本が臨時「のぞみ」で、3連休や春休み期間、ゴールデンウィーク期間を中心に運転される。熊本・鹿児島方面への旅行に便利な臨時「みずほ」は大幅に増発され、春の期間中に計495本運転するとのこと。九州新幹線へ直通する臨時「さくら」も計55本運転。九州新幹線では、山陽新幹線から直通する臨時「みずほ」495本、臨時「さくら」55本に加え、博多~熊本・鹿児島中央間の臨時「さくら」「つばめ」が計90本設定される。

長野~金沢間開業から2周年を迎える北陸新幹線では、3連休や春休み期間、ゴールデンウィーク期間を中心に最大8往復増発し、速達タイプの臨時「かがやき」も毎日運転。春の期間に運転される臨時「かがやき」「はくたか」の本数は計874本、臨時「あさま」も含めた本数は計1,173本とされた。このうちゴールデンウィーク期間中に運転される列車の本数は、臨時「かがやき」「はくたか」134本、臨時「あさま」80本となっている。

開業1周年を迎える北海道新幹線でも「はやぶさ」を増発。新幹線の臨時列車に接続する「はこだてライナー」も運転される

上越新幹線は春の期間中に臨時列車573本(うちゴールデンウィーク期間119本)、東北・北海道新幹線、秋田新幹線、山形新幹線は春の期間中に臨時列車870本(うちゴールデンウィーク期間289本)を設定。開業1周年を迎える北海道新幹線でも、東京~新青森間「はやぶさ」の延長運転や臨時列車などによる増発が行われ、ゴールデンウィーク期間中に最大3往復の臨時列車を運転するという。北海道新幹線の臨時列車との接続に便利な臨時快速「はこだてライナー」(函館~新函館北斗間)も運転される。