米Microsoftは1月19日(現地時間)、Windows InsiderプログラムのFastリングに「Windows 10 Insider Preview Build 15014」(PC/モバイル)をリリースした。
米国のみの提供だが、Windows Storeから電子書籍を購入できるようになった。Microsoft Edgeのハブ(お気に入り、リーディングリスト、履歴、ダウンロード)に追加されたBooksライブラリから購入した本にアクセスする。Windows Storeで販売される書籍は、写真/ビデオ/オーディオ、目次やシークバーを使った移動、単語やフレーズの検索機能、辞書機能などに対応し、ユーザーはインタラクティブに読書を楽しめる。Edgeの電子書籍リーダー機能は、Windows Storeの電子書籍とPDFに加えて、EPUBもサポートする。
デザインやインターフェイスでは、まず個人用設定の色で、カラーピッカーを使って自由にアクセントカラーを選択できるようになった。RGB、HSVまたはHEXのカラーコードを指定することも可能。
通知やアクションセンターにおいて、アクセントカラーと少し大きなテキストでCortanaを目立たせている。また、テスト的にタスクバーのCortana検索ボックスに明るいシェードを採用した。
ワイヤレス関連の設定の統合と簡素化の一環として、PCとモバイル共にWi-Fi SenseとWi-Fi有料サービスが「Wi-Fi Services」にまとめられた。
PCのストレージの空き容量が少なくなってきた時に、自動的に不要なファイルを削除して空きスペースを作るオプションが用意された(デフォルでは無効)。ビルド15014では使用されていない一時ファイルとゴミ箱に30日以上入れられたままのアイテムが削除の対象になる。
一部のWindows 10デバイスを対象に、パワースライダー(Power Slider)という機能のUIのテスト提供を行う。スライダーを動かして電力モードを調整できる機能で、タスクバーから簡単にアクセスできる。電源に接続してゲーム、バッテリー動作で画像を編集、長時間のフライトなど、様々な利用シナリオに応じてユーザーが柔軟にPCを調整できる方法の追加をOEMパートナーから求められていたという。ビルド15014での実装はUIのテストであり、バッテリー動作時にスライダーを左端まで動かした時に「バッテリー節約モード」が有効になる以外は機能しない。UIに対するフィードバックを収集しながら、同時にスライダーで調整できる幅についても意見を集める。