くらコーポレーションは1月20日、「胡麻香る担々麺」(税込388円)を全国の「無添くら寿司」で発売する。2016年11月に「牛丼を超えた、『牛丼』」を発売し、独自路線に磨きがかかっているくら寿司が、今度は本格中華に舵を切った。今度の新作もくら寿司ならではの味とのことだが、実際に食べて確かめてみよう。
同メニューは、くら寿司こだわりの「7種の魚介だし」をスープに使用した担々麺。同商品のために、「練り胡麻」「特製辛味噌」をオリジナルで開発し、香りとコク、絶妙な辛さを生み出したという。さらにトウバンジャンやテンメンジャンではなく、ヤンニンジャンという香辛料を使い、味に深みを生み出したとのこと。
具材にはすり胡麻と三つ葉が採用され、シンプルな見た目。早速スープをすすってみると、胡麻の香りがふわりと香ってきた。スープは程よい辛さで、子どもでも安心して食べられるだろう。特筆すべきなのは、「7種の魚介だし」が入っているせいか、ほんのり魚介のうま味を感じることだ。担々麺で魚介の風味を感じるのは初めてで、まさにすし屋にしか作れない味だと実感した。
また、担々麺のほかにも中華シリーズとして2品が販売開始。海老の天ぷら3本に、特製マヨネーズソースをかけた「特撰海老マヨ」(税込216円)と、濃厚で舌触りのよい「完熟マンゴー杏仁」(税込216円)は、全てくら寿司がオリジナルで開発している。
くら寿司広報によると、これらの本格中華メニューは今後も開発を続けていくそうだ。寿司だけでなく、牛丼やカレー、ラーメン、天丼など、寿司以外の選択肢を広げる同店の今後に注目していきたい。