富士フイルムは1月19日、APS-Cサイズのイメージセンサーを搭載したコンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100F」を発表した。価格はオープンで、推定市場価格は税別150,000円前後。2月下旬の発売を予定している。
X100Fは、高級コンパクトカメラ市場の草分け的存在である「X100」(2011年3月発売) の系譜を継ぐ4代目の製品だ。イメージセンサーには、APS-Cサイズ・2,430万画素の「X-Trans CMOS III」を搭載。ローパスフィルターを省いた仕様となっている。画像処理エンジンは「X-Processor Pro」。23mm単焦点・絞り開放値F2のフジノンレンズを引き続き搭載する。
OVF (光学ファインダー) とEVF (電子ビューファインダー) を切り替えて使用できる「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」(3代目・X100Tが搭載) を進化させ、小型EVFの倍率を2.5倍もしくは6倍に拡大可能に。マクロ撮影や風景撮影時のピント合わせに役立つ。
また、起動時間が約0.5秒、シャッタータイムラグが0.01秒、最短撮影間隔が0.2秒、最短0.08秒のAF速度など、さまざまなレスポンスを高速化。像面位相差AFエリアは従来比230%の広さとなり、測距点も従来の49点から91点 (最大325点) へと増強している。
ボディサイズは従来と同じくW126.5×H74.4×D52.4mm。重さは469g (バッテリーとメモリーカードを含む)。本体カラーはシルバーとブラックの2種類を用意する。