アイペット損害保険は1月18日、「ペットにかける年間支出に関する調査」の結果を発表した。調査は2016年12月21日、全国における犬・猫の飼育者755名(犬飼育者489名、猫飼育者266名)を対象に、インターネットで行われた。

「想定以上にかかった項目」

ペットに関わる支出の中で「想定以上にかかった項目」を聞いたところ、犬・猫の飼育者ともに「病気やケガの治療費」(犬43.3%、猫46.0%)がトップに。「ワクチン・健康診断等の予防費」(犬22.5%、猫21.5%)を合わせた健康関連の項目は、全体の7割弱にのぼった。

また、「意外と何でも食べるわけではなく、しっかり食べさせるためには好みのものを選ぶ必要がある」(46歳女性・猫飼育者)、「食欲旺盛な子だった」(57歳男性・犬飼育者)など、両者ともに「フード・おやつ」も上位となった。

「ペット関連の支出」

2016年の「ペット関連支出額」を聞くと、犬飼育者は「5万円以上~10万円未満」(29.7%)が最多に。一方、猫飼育者は「5万円未満」(43.3%)が最も多く、両者の支出額に差があることが分かった。

「主な支出項目」

主な支出項目は、「治療費」「フード・おやつ」「ペットと利用する施設料」で、それぞれの中央値は、「治療費」と「フード・おやつ」が3万円、「ペットと利用する施設料」が2万円となった。また、「治療費」の最高額は220万円にのぼるなど、病気やケガの状況によって治療費が高額になるケースがあることが伺えた。