ブラザー販売は19日、インクジェットプリンタ「PRIVIO」シリーズの新製品として、全色顔料ベースインクを搭載するA3ビジネスインクジェット複合機(3モデル)を発表した。2月上旬から発売する。

MFC-J6995CDW

MFC-J6995CDW

「MFC-J6995CDW」は、インクカートリッジが全色顔料ベースのA3対応インクジェット複合機。店頭予想価格は70,000円前後(税別)。

全色顔料系にしたことで文字やグラフが見やすく印刷できるようになった。これによりビジネス文書に適した印字品質を実現。大容量インクカートリッジを搭載したことで、ランニングコストはA4モノクロで約0.9円、A4カラーで約4円まで下がった。なお、発色の関係上、マゼンタインクのみ、顔料系と染料系の混合となっている。

自動両面印刷に対応し、印刷速度はA4モノクロ22ipm、カラー20ipmと高速。ファーストプリントタイムがA4カラーで約6秒、A4モノクロで約5.5秒と、印刷の待ち時間短縮も図っている。操作用に3.7型の液晶パネルも装備。

給紙トレイは前面の上段/下段に250枚づつ、背面のMPトレイに100枚の合計600枚をセット可能。ADFも備えており、50枚の用紙をセットしておける。コピー時に原稿サイズを自動で検知して、トレイの指定をすることなく印刷が可能。ほかにも用紙残量自動検知や、原稿取り忘れ機能などを備える。

自動両面スキャンも可能。インタフェースは有線LAN、無線LAN。本体サイズはW575×D477×H375mm、重量は約23.5kg。

MFC-J6980CDW

MFC-J6980CDW

「MFC-J6980CDW」は、大容量インクカートリッジを搭載しないモデル。店頭予想価格は55,000円前後(税別)。ランニングコストはA4モノクロで約1.3円、A4カラーで約6円となっており、原稿サイズの自動検知や用紙残量の自動検知機能は省略。それ以外の仕様は「MFC-J6995CDW」とほぼ共通。本体サイズはW575×D477×H375mm、重量は約23.4kg。

MFC-J6580CDW

MFC-J6580CDW

「MFC-J6580CDW」は、最大給紙枚数が約350枚の下位モデル。店頭予想価格は40,000円前後(税別)。給紙トレイが1段になり、スキャン機能は片面のみに変更。液晶パネルは2.7型に縮小されている。それ以外の仕様は「MFC-J6980CDW」とほぼ共通。本体サイズはW575×D477×H305mm、重量は約19.8kg。