産業能率大学は1月18日、「2017年 全国の社長が注目する会社」ランキングを発表した。調査期間は2016年11月11日~18日、有効回答は従業員数が10人以上の企業経営者(経営トップ)342人。
ソフトバンクグループが初の首位
ランキング1位は「ソフトバンクグループ」(71票)。前年2位から順位を上げて初の首位を獲得した。回答者からは、「アメリカ大統領の交代でグループをどのように導いていくのか注目」(48歳/サービス業/東京)、「企業買収の成果が現れてくる年だと思うから」(60歳/卸売・小売業/三重)などの声が寄せられた。
2位は前年1位だった「トヨタ自動車」(50票)、3位は前年8位から順位を上げた「シャープ」(16票)、4位は前年20位から大きくランクアップした「日産自動車」(15票)と続いた。
5位は海外でも積極的な企業買収を行っている「日本電産」(9票)、日産自動車の傘下に入り経営の立て直しを図る「三菱自動車工業」(9票)、提供サービスの拡大を進める「LINE」(9票)の3社が同順位となり、いずれも初のトップ10入りを果たした。
8位は「三菱重工業」(8票)で前年3位から順位を下げた。9位は鉄道事業以外にも事業領域を広げる「九州旅客鉄道」(7票)と、「ポケモンGO」が大ヒットした「任天堂」(7票)の2社が同順位で入り、共に初のトップ10入りとなった。