昨年12月26日の『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)最終回で放送されたソフトバンクの特別CMに、関東地区で722万人が接触したという調査結果を、ビデオリサーチが16日に発表した。
昨年末で解散したSMAPは、グループとしてソフトバンクのCMキャラクターを務め、海外ロケも行うなど数々のCMに出演。この特別CMは、20年9カ月にわたって放送されてきた同番組の中で、22時すぎに1分間という通常のCMより長尺で放送され、「オリジナルスマイル」をBGMに、SMAPが出演したCMをダイジェストでつなぐ間、「これまで あんなことや こんなこと いろいろしていただきました。今まで 本当に ありがとう。」と、テロップで感謝のメッセージが表示された。
そして最後に、北大路欣也が声を演じるお父さん犬が「さよならじゃ、ないよな?」と、解散しても別れではないと確認するかのような呼びかけで終了。以前のCMでは、最後に「SMAP→SoftBank」と表示されていたのが、今回の特別CMでは「SoftBank→SMAP」となっていたことも、「粋なはからい」と話題を集めていた。
18時30分から5時間弱にわたって放送された同番組だが、ビデオリサーチによると、同日22時時点に特別CMをリアルタイムで視聴した人は、関東1都6県で531万人に。その後1週間、タイムシフトで特別CMを再生した人(57万人)や、このCMを伝えたウェブニュースの記事で接触した人(174万人)という波及効果までを含め、重複分を除くと、到達者は722万人になるという調査結果を公表した。
なお、この特別CMに接触した人は、ソフトバンクに対して「話題性のある」「先進的な」「親しみのある」といった評価が高くなっており、最終回でのSMAPへの感謝のメッセージというタイムリーな取り組みで、企業イメージが向上。ウェブ記事の接触者も「親しみのある」「先進的な」「こだわりのある」といった評価が上昇しているとした。