東武鉄道は2020年度末までに新たに8駅にホームドアを整備する計画を発表した。国土交通省の方針で優先的な整備が求められる1日あたりの利用者数10万人以上の駅に加え、東京オリンピック・パラリンピックの競技会場最寄駅(予定)を優先的に整備する考えだという。

ホームドア整備計画

和光市駅に設置されているホームドア

現在は東上線和光市駅と東武アーバンパークライン(野田線)柏駅・船橋駅の3駅にホームドアを導入済み。2020年度末までの整備を計画している駅は東武スカイツリーライン押上駅・北千住駅(5・6・7番ホーム)・新越谷駅・北越谷駅、東上線池袋駅・朝霞駅・志木駅・川越駅の計8駅となる。北越谷駅と朝霞駅は東京オリンピック・パラリンピック競技会場最寄駅となる予定。残り6駅は2015年度実績で1日の利用者数10万人以上の駅となっている。

2021年度以降もホームドアの整備を進める予定で、東武スカイツリーラインではとうきょうスカイツリー駅をはじめ12駅、東上線でも朝霞台駅をはじめ10駅で整備を進める。東武アーバンパークライン大宮駅と東武スカイツリーライン北千住駅1・2・3・4番・特急ホームも2021年度以降の整備を計画している。

ホームドア整備と並行して、ホーム端への内方線付き点状ブロック整備も推進する。2015年度末時点で99駅ある1日の利用者数1万人以上の駅のうち、56駅で整備を完了しているが、2018年度を目標に全99駅で整備を完了する計画としている。