説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『コントロールセンターに音楽の画像が表示されない再生アプリがある?』という質問に答えます。

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iOS 10では、コントロールセンターを左方向へフリックすると、音楽再生用コントローラが表示されます。この状態は維持されるため、次回コントロールセンターを表示したとき音楽再生用コントローラを表示しないようにするには、右方向へフリックしてWi-FiやBluetoothのボタンが並ぶ通常の画面に戻しておきます。

コントロールセンターに音楽の画像が表示されないアプリがあるとのご質問ですが、それは起動している音声/ストリーミング再生機能を持つアプリがコントロールセンター非対応と理解しましょう。

たとえば、iOS標準装備の「ミュージック」はもちろんのこと、「Spotify」や「Amazon Music」といった音楽ストリーミングアプリはコントロールセンターに対応しているため、そのとき再生している楽曲のアルバム画像と曲名/アーティスト名が再生/停止ボタンの上部に表示されます。「radiko.jp」などのサイマルラジオ放送アプリについても同様です。

しかし、iOSに標準装備の「ボイスメモ」はコントロールセンター非対応のため、コントロールセンターから操作できずファイル名が表示されることもありません。「YouTube」のように、バックグラウンド動作に対応しないアプリもコントロールセンターから操作することはできません。動画再生アプリがすべてコントロールセンター非対応というわけではなく、「Netflix」のようにコントロールセンターから操作できるアプリもありますから、アプリの仕様と考えていいでしょう。

いずれにせよ、音を出すアプリだからといって必ずコントロールセンターから操作できるわけではなく、音楽の画像が表示されるわけでもありません。そもそも再生中の音楽に画像データが含まれていない、という可能性もありますから、ケースバイケースで判断しましょう。

コントロールセンターに対応する音楽再生アプリは、再生中の曲の画像がコントロールセンターに表示されます