経済産業省 資源エネルギー庁が1月12日に発表した石油価格調査(1月10日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週(2016年12月26日)より0.2円高い130.5円となり、5週連続で値上がりした。2015年11月16日(131.6円)以来、約1年2カ月ぶりの高値となった。

直近1カ月の動き(出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイト)

来週も小幅な値上がりを予想

石油情報センターは、「原油価格の上昇と為替レートの円安進行により原油の輸入価格が上昇し、石油元売り会社による値上がり分の転嫁が及んだ」と分析。来月の価格動向については「円安は一服したものの、原油価格は引き続き上昇しているため、小幅な値上がりを予想している」と話している。

都道府県別にみると、35都県で値上がり、3府県で横ばい、9道府県で値下がり。最も高かったのは長崎県の139.1円(前週137.9円)、最も安かったのは埼玉県の125.8円(同125.7円)だった。

ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より0.2円高い141.3円と、5週連続の値上がり。軽油1リットル当たりの全国平均小売価格も同0.3円高い109.8円と、同じく5週連続の値上がりとなった。

灯油18リットル当たりの店頭価格は前週から16円高い1,387円と、12週連続の値上がりとなった。