In Winは、ケース全体をミラーコーティングを施した強化ガラスで覆ったフルタワーケース「Tou 2.0」(透 2.0)や、シンプルなデザインで人気の300シリーズに、コンパクトなMicro ATXケースの「301」を追加するなど、2017年の新製品をCES 2017で公開した。

Tou 2.0は、2013年のCOMPUTEX TAIPEIに参考出品され、限定販売された「tou」の進化版。Tou 2.0で採用される強化ガラスは5mm厚となり、運搬時の破損など、万が一のトラブルに対応する。

第2世代となった全面ミラーコーティング強化ガラスケースのtou 2.0

また、サイドパネルに強化ガラスを採用して電源内部が見えるようにした専用電源ユニットの「SIV-1065W」も付属する。また、フロントI/OポートにUSB 3.1 Type-Cを備えるほか、LEDイルミネーションの照明効果をフロントのタッチパネルで操作できるようにするなど、使いやすさの向上も図っている。

フロント上面にタッチパネルインターフェースを備え、明るさや発光パターンなどを簡単に変更できる

フロントI/OにはUSB Type-Cポートも装備

電源ユニットも、透明窓を持つ独自電源SIV-1065を標準搭載

一方の「301」は、サイドパネルにツールフリーの強化ガラスを備え、シンプルなフロントデザインを採用したマイクロATX/Mini-ITXケース。本体サイズはW188×D370×H365mmのコンパクトなボディながら、フロントに240mmのラジエターを搭載できるスペースを確保するなどの拡張性を備える。

コンパクトなミニタワーケース「301」。サイドパネルはワンタッチで着脱可能なツールレス構造を採用

このほか、同社は「303」にUSB Type-Cポートを追加した「303 Type-C」や、EK Water Blocksとのコラボ作「D Rrame 2.0 EK」、2016年のCOMPUTEX TAIPEIで行なわれたMODコンテストの優秀作の市販化モデルなどを披露した。

シンプルなデザインで人気のミドルタワーケース303に、USB Type-Cポートを追加した試作モデル

EK Water Blocksとの協業により、水冷ユニットの設置性などに小改良を加えた試作モデル「D Rrame 2.0 EK」。USB 3.1 Type-Cポートも追加されていた

ASUSTeK ComputerやMSIのマザーボードとのRGB LED連係機能をサポートするなど、最新のトレンドをサポートしつつ、In Winならではのデザイン性と機能性に優れたケースを今年もラインナップしていく意向だ。

80 Plus Platinum準拠のフルモジュラー電源ラインナップも強化

2016年のCOMPUTEXにあわせて行なわれたMODコンテストの優秀作品を市販化。ベースとなるケースは「509」

「509 Mod- Medieval Metal」は、側面の剣にI/Oインターフェースを持たせるユニークなもの