お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良が、ユニバーサル・スタジオとイルミネーション・エンターテイメントによる新作アニメーション映画『SING/シング』(3月17日公開)でハリウッド映画の吹き替えに初挑戦することがこのほど、明らかになった。

主人公のバスター・ムーン(コアラ)の吹き替えを担当する内村光良

第74回ゴールデングローブ賞2部門にノミネートされた本作は、ハリウッドスターが豪華共演を果たし歌声を披露することで注目を集めているミュージック・エンターテイメント。大切な劇場を立て直すために、主人公のコアラのバスター・ムーンが"歌のオーディション"を思いつき、たくさんの動物たちが参加していく。

内村が吹き替えを担当するのは、英語版でマシュー・マコノヒーが演じた倒産寸前のオンボロ劇場の支配人、主人公バスター・ムーン。経営不振で閉館の危機に直面するも、いつでも前向きでショーへの情熱は人一倍持ち合わせているバスターと内村は、見た目もどことなく似ているが、周囲を巻き込む明るさ、ピンチでも前向きに夢を追い続ける姿勢、そして、コミカルな動きと軽妙な会話でみんなを引っ張っていく姿がぴったりと重なるという。

内村は「最初にお話が来た時は、とにかく驚きました。もともとマシュー・マコノヒーさんが好きで、彼と同じ役をやると思うと緊張します」と心境を明かし、「収録ブースにこもって映像を観ながら気持ちを込めて声を吹き込む難しさを痛感しました」と語った。

また、演じたバスターについて「とてもポジティブなコアラで、とにかく早口でよくしゃべるので、演じる時のテンションの高さには気を付けました。いろんな出来事が起こるんですが、『どん底まで落ちたら、後は這い上がるしかないじゃん!』というポジティブさが仲間を引き付けていく、吸引力を持っているキャラクター」と説明。「とにかく楽観的で、なんとかなるさ!という気持ちが根底にある部分は自分と共通する点です」と話す。

劇中では出演者への演出のためにバスターが口ずさむシーンがあり、カーリー・レイ・ジェプセンの大ヒット曲「コール・ミー・メイ・ビー」を歌うシーンにも挑戦するという内村は、「僕も少しだけ歌います。全国で流れると思うと、とっても恥ずかしいですが(笑)」とコメント。「原石が光り輝く時、夢にむかって立ち上がる姿に共感し、ひとつになっていく素晴らしさを体感できる、胸が熱くなる映画です。ぜひ大スクリーンでご覧ください!」と呼びかけている。


(C)Universal Studios.