JR西日本は10日、JR京都線(東海道本線)高槻駅で実施した「高槻駅改良プロジェクト」が第10回国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰を受けたと発表した。表彰式典は1月13日に国土交通省にて執り行われる。
この賞は、国土交通省が国土交通分野におけるバリアフリー化の推進に多大な貢献が認められた個人・団体を表彰する制度。この分野で優れた取組みを広く普及させることなどを目的に、2007年に創設された。
今回受賞が決まった「高槻駅改良プロジェクト」は、駅や周辺施設の面的バリアフリー化を推進する取組み。狭くて小さい既存ホームの安全対策として、有効長260m・幅員最大6mのホーム2面を新設し、昇降式ホーム柵を導入した。新設したホームの端には西口改札を設置し、複数のバリアフリールートを確保。高槻市と連携しつつ、統一感のある駅周辺案内サインの整備や西口改札付近での歩行者道路整備などにも取り組んだ。
これらに加え、毎年開催している継続協議会などを通して、障害当事者のニーズにきめ細かく対応した事業を進めていることも評価された。