日産自動車は米国・デトロイトで開催中の2017年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー)にて、インフィニティの次世代中型プレミアムSUVのビジョンを示す「QX50コンセプト」を世界初公開したと発表した。
インフィニティ「QX50コンセプト」は、前身モデルである「QXスポーツ インスピレーション2016」のデザインをベースとし、より将来の量産車への適用を示す次世代中型プレミアムSUVのコンセプトモデルとなった。まっすぐなラインと流れるような外観は、ダイナミックでありながらも実用的なSUVらしさを表現している。
キャビンはドライバーを中心に据えながら、助手席にも配慮した有機的なフォルムで、エクステリアの形状に調和する設計とした。インテリアは漸進なデザインと現代的な技巧を融合することで、プレミアムなインテリアデザインに対して、従来のアプローチを変えるというインフィニティの考え方を表現している。
「QX50コンセプト」は自動運転支援技術の導入も示唆している。将来の自動運転支援技術開発戦略の中心には、「最終的な運転責任はドライバーが持つ」という考えがあり、インフィニティの自動運転支援技術は人間に代わってクルマを操縦するのではなく、ドライバーの「副操縦士」として運転を支援するとのこと。
エンジンは、インフィニティの最先端可変圧縮比エンジン「VCターボ」を採用することで、パワーと効率性を併せ持つパワートレインを提供する。