ブラザー販売は10日、インクジェットプリンタ「PRIVIO」シリーズの新製品として、FAX機能を備え、コードレス電話機が付属する4機種8モデルを発表した。1月中旬から発売する。価格はオープン、店頭予想価格は30,000円前後(以下すべて税別)から。
MFC-J997DN / MFC-J997DWN
コピー / プリント / FAX / 電話機能を搭載する4色インクジェット複合機。コードレス電話子機が1台付属の「MFC-J997DN」は35,000円前後、2台付属の「MFC-J997DNW」は40,000円前後。本体カラーはホワイトで、コードレス電話機は最大4台まで増設可能。
本体をコンパクトにまとめて、飲食店などでの設置に最適としている。レジ付近や店内の事務室、倉庫などの狭いスペースに置いておける。印刷速度はA4モノクロで約12ipm、A4カラーで約10ipm。自動両面印刷にも対応する。
従来モデルでは本体のファームウェアのアップデートにPCが必要だったが、専用のスマートフォンアプリ「Brother iPrint&Scan」上からのアップデートも可能になった。「Brother iPrint&Scan」では、FAXの送信と受信データの確認も可能。アプリの提供は無料となっている。
プリント解像度は6,000dpi×1,200dpi(カラーコピー時が2,400dpi×1,200dpi)。給紙トレイには最大150枚の用紙をセットできる。ADFの容量は20枚。スキャナの光学解像度は最大1,200×2,400dpi。スキャン速度はA4カラー片面4.4秒、モノクロ片面3.4秒。操作用に2.7型液晶を装備する。
インタフェースは、10BASE-T/100BASE-TX有線LAN、IEEE802.11b/g/n無線LAN、USB 2.0。本体サイズはW400×D402×H172mm、重量は約9.3kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.9以降。
MFC-J907DN / MFC-J907DWN
「MFC-J907DN」と「MFC-J907DWN」は通信ボックスが付属するモデルで、無線FAX機能が使用できる。本体カラーはブラックで、基本仕様は上記の「MFC-J997DN」、「MFC-J997DWN」とほぼ共通だが、有線LANポートは搭載していない。コードレス電話子機が1台付属の「MFC-J907DN」は40,000円前後、2台付属の「MFC-J907DNW」は50,000円前後。
MFC-J837DN / MFC-J837DNDWN
「MFC-J837DN」と「MFC-J837DWN」は、ADFや背面の多目的トレイなどを省略したモデル。本体カラーはホワイトで、基本仕様は「MFC-J907DN」および「MFC-J907DWN」とほぼ共通。給紙トレイは前面2段方式になっており、最大100枚の用紙をセットできる。自動両面印刷やレーベルプリントには非対応。本体サイズはW400×D341×H151mm、重量は約7.2g。コードレス電話子機が1台付属の「MFC-J837DN」は30,000円前後、2台付属の「MFC-J837DNW」は40,000円前後。
MFC-J737DN / MFC-J737DWN
「MFC-J737DN」と「MFC-J737DWN」は、印刷速度がA4モノクロで約12ipm、A4カラーで約6ipmのモデル。本体カラーはホワイトで、基本仕様は「MFC-J837DN」および「MFC-J837DWN」とほぼ共通。通信ボックスが省略されたことで、無線FAX機能は利用できなくなっている。コードレス電話子機が1台付属の「MFC-J737DN」は25,000円前後、2台付属の「MFC-J737DNW」は35,000円前後。