スタイルアクトは1月10日、「千葉県版 年収の高い学区」の調査結果を発表した。同調査における「平均世帯年収」とは、全世帯から単身者や夫婦のみと推定される世帯を除外して算出したもの。
1位は千葉市美浜区の打瀬小学校
行政区別ランキングをみると、千葉県で最も年収が高かったのは千葉市美浜区の打瀬小学校(平均年収1,064万円)。同校は、1995年に入居を開始した「幕張ベイタウン」で最初に開校した小学校で、同エリアにはこの他にも美浜打瀬小学校と海浜打瀬小学校の2校があり、これらも千葉県で2番目、3番目に平均年収が高いことがわかった。
2位は八千代市のみどりが丘小学校(同1,026万円)。同校は近隣の住宅開発により子供が増えて2010年に開校した学校で、同校がある学区は1996年に東葉高速線が開通したことで発展した新興住宅地という。
3位は浦安市東南にある日の出小学校(同1,015万円)。学区を構成する日の出1~3丁目は、大規模マンション群や高級住宅地「碧浜」エリアを含む。同学区も、この30数年で開発された比較的新しい住宅地に入るほか、同市内にある日の出南小学校の平均年収も956万と千葉県下では上位10位以内に入っている。
千葉県内の上位は、ここ20~30年内に開発が進んだ場所にある学区が多くを占めた。同社は「再開発や新規開発エリアでは、同じような年収層が集まり、居住者が均一化することで、一帯の平均年収が高くなる傾向がある」と分析している。