リングオフは1月10日、「離婚後の生活に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は2016年12月30日、10代~60代のシングルマザー191人を対象にインターネットで行われた。
母子家庭で一番大変だと思うことを聞くと、「生活費」(44%)、「子供のこと」(36%)、「仕事」(9%)、「自分の精神的な部分」(7%)、「老後の心配」(4%)と生活費を工面することが一番大変だということが分かった。
離婚して子供の教育費をもらっているか聞くと、「もらっている」人は26%のみ。「もらっていない」(54%)、「途中で支払われなくなった」(20%)と7割以上の人が教育費をもらっていないことがわかった。
教育費をもらわない理由としては、「元夫に経済力がない」(39%)、「元夫と関わりたくない」(34%)、「子供に会わせたくない」(13%)、「請求の仕方を知らずに流されてしまった」(14%)となった。また、「途中で支払われなくなった理由」については、約5割の人が公正証書をかわしていないために何も言えずそのままになってしまっている現状があることが分かった。
結婚・婚約指輪は「売った」が57%
さらに、この調査対象に離婚して子供のいない人136人を加えて、離婚後の指輪についてもアンケート調査を行った。
離婚後の結婚・婚約指輪の処分方法を聞くと、「売った」(57%)、「どこにあるか忘れた」(11%)、「捨てた」(10%)、「どうしていいか分からず持っている」(10%)、「元夫に返した」(9%)、「リフォームした」(3%)、と約6割が売っていることが分かった。2014年12月に行った同様の調査では「捨てた」(53%)、「売った」(21%)だったのに対し、2年間で捨てる人より売る人の方が多くなっていた。
売却して得たお金の使い道についての調査では、「生活費にあてた」(65%)、「子供に使った」(22%)、「自分に使った」(7%)、「貯金した」(6%)と6割以上が生活費にあてていることが分かった。