世界中のApple Watchユーザーに向け、Appleが「アクティビティ」アプリを通じて一斉送信した「謹賀新年チャレンジ (Ring in the New Year Challenge)」だが、スタートから最初の週が終わった。毎日3つすべてのアクティビティゴールを達成した人には、チャレンジ成功の通知が来ていることだろう。
この「謹賀新年チャレンジ (Ring in the New Year Challenge)」は、暮れにAppleが、世界中のApple Watchユーザーに向けて「アクティビティ」アプリを通じ一斉送信した通知で、1月のいずれかの週で月曜日から日曜日までを通して、毎日3つすべてのアクティビティゴールを達成すると、特別なバッジとiOSの「メッセージ」アプリで使えるステッカーを獲得できる。
Apple Watchに通知が届いたという記事で、筆者は「元日スタート」とうっかり書いてしまったのだが、開始日は月曜日の2日からであった。それで、昨日、最初の週が終了したというわけだ。
最後のアクティビティゴールとなっていた「スタンド」が12時間に達するとApple Watchに通知が来た。通知には「1月に1週間を通して毎日3つすべてのアクティビティゴールを達成し、特別な達成項目を獲得しました!」とメッセージが添えられている。
iPhoneの「アクティビティ」アプリにも獲得したスペシャルなバッジが。タップすると、そのバッジの意味を確認できるが、内容は獲得できてからのお楽しみ! |
バッジの意味を確認できるのと同時に、その画面からメッセージ、メール、 Twitterなどで共有できる。 |
iPhoneの「アクティビティ」アプリを開いてみると、グレーで表示されていた特別なバッジが、Apple Watchに届いたものと同じ配色で表示されていた。獲得できたバッジをタップすると、そのバッジの意味を確認でき、そこからメッセージ、メール、 Twitterなどで共有できる。チャレンジに成功した人は、大いに自慢して良いと思う。
筆者はマイナビニュースのTwitterアカウントから、チャレンジに際しての意気込みを投稿していたが、この時点で、インフルエンザに罹患するか事故で死ぬかといったような事態にならない限り成功するだろうなと確信していた。というのも、iPhone 7とApple Watch Series 2で初期設定を行う際、提示されたアクティビティゴールの数値が初代Apple Watchで設定してあったそれより、少なく見積もられていて、そのままにしてあったからだ。
毎日達成しなければならないアクティビティゴールは、「ムーブ」「エクササイズ」「スタンド」の3つなのだが、このうち、「エクササイズ」と「スタンド」は数値が固定されていて変更できない。筆者の場合、初代Apple Watchで650kcalとやや高めに設定してあった「ムーブ」ゴールを、570kcalと、目標値が下がった状態でチャレンジしていたのである。
#AppleWatch を使用して1月中に1週間を通して毎日アクティビティゴールを達成してこの特別な達成項目を獲得し、新しい2017年を迎える予定です。(稲葉) pic.twitter.com/JhZPfASjQj
— マイナビニュース デジタル担当編集 (@mn_pc_digital) 2017年1月4日
「ムーブ」は、カロリーの消費量を表し、運動したりすると外側の赤いリングが回りだす。このカロリー消費量には基礎代謝は含まれていない。「エクササイズ」は、早歩き以上の運動をした時間が分単位で表示され、真ん中の緑のリングが回りだす。1日あたり30分運動すれば達成できる。青いリング「スタンド」には、立ち上がって1分以上体を動かした 1時間がそれまでに何回あったかが表示される。1日12時間、1時間あたり1分以上立ち上がって少し体を動かせばOKだ。
実を言うと、筆者の場合、「ムーブ」ゴールの達成はそんなに苦ではない(なら元の数値に戻しておけよというツッコミが入るのは免れまいが、記事化できるということのほうが優先だったのだよ)。30分の「エクササイズ」ゴールもこなせない日は少ない。難しいのは実は「スタンド」なのだ。
何故、「スタンド」ゴールの達成が難しいのか? まず、単純に一日の半分を越えて寝ちゃったらアウト。少なくとも12時間は起きてなければならないからだ。これは寝正月が好きな筆者にはとても高いハードルであった。さらに起きてる時間が12時間以上あっても、座り続けてはならない。これも劇場や映画館に篭城するのが仕事の筆者にとっては非常に厳しい条件だと言わざるを得ない。ハシゴしたら4時間は座りっぱなしだし、3本観たら、まず、「スタンド」ゴールの達成は不可能である。チャレンジ期間中、6時間を超える大作の上映/上演がなくて、本当に良かったと胸をなでおろした次第である。
「謹賀新年チャレンジ」の第一週は終わってしまったけれど、今日から二週目が始まっている。今週(9-15日)入れて、16-22日、23-29日と、あと3回チャンスはあるから、スペシャルなバッジと「メッセージ」アプリで使えるステッカーを獲得できるよう、頑張ってみてほしい。watchOS 3では、他のApple Watchユーザーとアクティビティの記録をリアルタイムで共有できるようになったので、彼氏、彼女、友達や家族と競い合うのも良いだろう。
期間中、爆食してしまい、摂取した分だけ消費しないとと、焦って普段の倍のワークアウトに望んだという日があった。その時思ったのが、多く食べるのは無駄、食べ過ぎた分だけ運動しなきゃいけないのも無駄、ということだった。Apple Watchを使う前には、こういう考えに及ぶということはまずなかっただろう。生活スタイルだけでなく、明らかに発想自体が変わったと自分でも思える。そうなってくると、SNSに食べ物の写真ばっかり投稿してるのはヤバいと感じるようになるし、そういうことやってるから「自撮り」の変換が「地鶏」になってしまうのだという認識にも至る。
筆者は勘違いの結果、元日もアクティビティゴールをクリアしているので、今年は未だ年間(365日アクティビティゴール)達成の可能性が残されている。個人的には是非挑戦してみたいのだが、大体、海外出張が入って途切れてしまう。今年のAppleのスペシャルイベントやWWDCの取材は、基本、らいらさんに任せて、「年間チャレンジ」に専心したいところだ。