年明けの楽しみの1つといえば、自分宛てに届く年賀状。もらうだけでもうれしいものだが、今回は特に印象に残っている年賀状をマイナビニュース会員393名に聞いてみた。
Q.もらってうれしかった年賀状はどのようなものですか?(複数回答)
1位 手書きのメッセージが添えられている 64.6%
2位 その人の近況が書かれている 49.1%
3位 デザインが凝っている 26.0%
4位 普通に子供や家族の写真が載っている 23.4%
5位 イラストや図版もその人が描いたもの 22.6%
6位 晴れ着の家族の写真が載っている 8.9%
7位 普通にペットの写真が載っている 7.1%
8位 干支のコスプレをした(または干支と同じ動物の)ペットの写真が載っている 6.4%
9位 その他 2.5%
Q.特に印象に残っている「うれしかった年賀状」を教えてください。
■手が込んでいる
・「自作の漫画を送ってくるやつがおり、年々うまくなっていった」(32歳男性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「手作りの仕掛けがあったこと」(23歳女性/神奈川県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「わざわざ干支のコスプレをして外で撮った写真を使っている」(47歳女性/千葉県/食品/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「切り絵ですべて描かれていて大作だった」(29歳女性/岡山県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「カラフルな折り紙や切り絵が貼り付けられていたのと、かわいいキャラクターの絵があまりにも愛着のわくうまさで、うれしくて何度も見返してしまってました」(32歳女性/東京都/サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「筆書きの年賀状をもらった」(37歳男性/岐阜県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「イラストなどが手書きで、その人らしかった」(45歳男性/東京都/投資信託委託・投資顧問/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「毎年家族全員で流行(はや)っている人や物にコスプレしている年賀状」(27歳女性/福島県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「1年間の出来事が日記風になっている」(41歳男性/大阪府/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「毎年、母親とコスプレして年賀状を作成してる友達がいて、届くのを楽しみにしています」(25歳女性/東京都/その他電気・電子関連/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「学生時代の友人の、イラスト文章すべて、手書き、それがとても上手だった年賀状」(56歳男性/千葉県/海運・鉄道・空輸・陸運/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「学生時代からの友人で、昔漫画家を目指していた子。絵がとってもかわいくて凝っている」(28歳女性/埼玉県/銀行/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「凝った手作りで、読者年賀状大賞に選ばれたほどの出来のもの。やっぱり、すごいが嫌みがない出来に仕上がってました」(49歳女性/栃木県/医療用機器・医療関連/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
■会っていない人の近況がわかる
・「しばらく会っていなかった人の結婚がわかったこと」(36歳男性/茨城県/官公庁/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「連絡先が不明だった人から、年賀状をもらった時」(46歳男性/埼玉県/教育/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「音信不通だった友人から何年ぶりかにもらった年賀状」(69歳男性/大阪府/その他/その他・専業主婦等/退職者)
・「退職して久しく会わなかった後輩から突然、年賀状が届いた時。近況も書かれていて元気でやっているのが分かってうれしかった」(47歳男性/大阪府/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「小さい時かわいがっていた姪が結婚し子供の写真が載っていた」(60歳男性/北海道/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「長年音信不通だった友人から『元気です』という一言が添えられた年賀状が来た時はうれしかった」(54歳男性/福島県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/個人事業主・会社役員)
・「家を買ったなら新居をバックに、子供だけの写真ではなく家族全員が写っている写真を載せるなど、めったに会えない友人の近況を知れる機会なので、生活感のある内容や写真だとうれしい。そして必ず手書きのメッセージが、一言ではなく文章で書いてあることも大事」(42歳女性/神奈川県/半導体・電子・電気機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「昔お世話になった元上司(OB)からの近況を知らせてくれる年賀状」(49歳男性/愛媛県/ガラス・化学・石油/メカトロ関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「音信不通だった子から元気にしているという年賀状が届いたとき」(28歳女性/愛知県/精密機器/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「知り合いの家族の、特に子供の成長が毎年見られるのが、以外に毎年恒例の事になっていて、楽しみの1つです」(35歳男性/茨城県/その他/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
■心がこもっている
・「好まない風習であることを知っていた友人が、新年早々手渡しでくれた」(44歳男性/兵庫県/サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「家族で一緒に写真に写った年賀状に、あけましておめでとうの言葉と、遊びに来てとメッセージが添えてあったこと。そんなに会えなくなるのかなと寂しい気持ちになっていたが、とてもうれしかった」(38歳女性/鳥取県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「病気療養中の私に、どの友達も優しい言葉をさりげなく添えてくれました。夫とは違う子どもの頃からの私を知っている友達の言葉がとてもうれしく励みになりました」(51歳女性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦
)
・「3カ月だけ働きに来ていたインドネシアの女の子が、家族写真に近況を書いて送ってくれたはがき。真心がいっぱいで、うれしかった」(51歳女性/長崎県/不動産/専門職関連/個人事業主・会社役員)
・「恩師からの近況を気にかけてくださっているのが伝わってきた年賀状。迷惑ばかりかけた教師なのに、卒業して何年もたつと言うのにうれしかったです。あの頃はこの大きな愛情に気がついていなかった」(43歳男性/奈良県/専門店/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「全てが手書きで、手間をかけてくれている事がわかる。近況がしっかりと書いてあり、昔の事を思い出し、温かい気持ちになった」(54歳男性/愛知県/輸送用機器/メカトロ関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「友人からジョークの混じったメッセージが添えられていた時は、面白いと思った」(39歳男性/徳島県/ガラス・化学・石油/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「言葉の1つひとつに自分への期待が込められた、上司からの年賀状」(50歳男性/千葉県/生命保険・損害保険/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
■その他
・「特にはないが、遠い親戚で小さいころにお世話になった方から毎年必ず届く年賀状」(48歳女性/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「年上の友人が、定年退職して、夫婦旅行を行くみたいなので、すがすがしいと思った」(53歳男性/神奈川県/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連/会社員・公務員・団体職員)
・「好きな女の子からの年賀状」(24歳男性/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「住所や名前が筆できれいに書かれていた年賀状」(40歳男性/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「最近はこちらからほとんど年賀状を出していないのに、毎年毎年律義に年賀状を送ってくれる人達がいて、本当に申し訳ないと思う」(47歳男性/埼玉県/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連/個人事業主・会社役員)
・「1万円のあたりがあったハガキ。めがね屋のDM年賀状でしたが」(36歳男性/群馬県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「年賀状を送ってくれた本人だけではなく、家族全員+ペットの写真と新年の抱負を書いてくれている年賀状」(41歳女性/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「年賀状は、どれも有り難いと感じます。それぞれの家庭に不幸が無かった証しともとれます」(48歳男性/東京都/その他金融/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
総評
まず、「うれしかった年賀状」を大まかにパターン分けして聞いてみると、最も支持を集めたのは「手書きのメッセージが添えられている」(64.6%)だった。上位5位までは20%以上の高い支持率となっており、2位は「その人の近況が書かれている」(49.1%)、3位は「デザインが凝っている」(26.0%)、4位は「普通に子供や家族の写真が載っている」(23.4%)、5位は「イラストも図版もその人が描いたもの」(22.6%)となった。やはり、手の込んだものや送り主の近況がわかるもの、自分に向けて心を込めて書いてくれたものが人気のようだ。
コメントを見てみると、「自作の漫画を送ってくるやつがおり、年々うまくなっていった」「学生時代の友人の、イラスト文章すべて、手書き、それがとても上手だった年賀状」など、丹精込めて作られた年賀状はそれだけで受け取った人の印象に残る様子がわかる。
久しぶりの人から届くことがうれしい、という人も多かった。「音信不通だった友人から何年ぶりかにもらった年賀状」「退職して久しく会わなかった後輩から突然、年賀状が届いた時。近況も書かれていて元気でやっているのが分かってうれしかった」など、なんとなく気にかかるような人からの便りはいつでもうれしいものだ。
なんでもない年賀状でも、その人の真心が伝わって感動することもある。年賀状の風習を好まない自分に「新年早々手渡しでくれた」という人や、「3カ月だけ働きに来ていたインドネシアの女の子が、家族写真に近況を書いて送ってくれた」という人も。「恩師からの近況を気にかけてくださっているのが伝わってきた年賀状」を受け取った人は、「迷惑ばかりかけた教師なのに、卒業して何年もたつと言うのにうれしかったです。あの頃はこの大きな愛情に気がついていなかった」とも。コメントを読んでいるこちらも目頭が熱くなるようなイイ話だ。
他には、「1万円のあたりがあった」というゲンキンな話や、「好きな女の子からの年賀状」というほっこりするコメントも。また、「年賀状は、どれも有り難いと感じます。それぞれの家庭に不幸がなかった証しともとれます」との意見も寄せられた。はがき1枚のつながりでも、大事にしていきたい今日このごろである。
調査時期: 2017年1月3日
調査対象: 「年賀状をもらったことがある」と回答したマイナビニュース会員
調査数: 男女393名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません