女優の仲間由紀恵が6日、都内で行われた連続ドラマW『楽園』(1月8日スタート 毎週日曜 22:00~)の完成披露試写会に、黒木瞳、夏帆、権野元監督とともに出席した。

左から、黒木瞳、仲間由紀恵、夏帆

新年初の公の場となった仲間は、今年の抱負を聞かれると「個人的には、昨年、一昨年から大きな舞台に挑戦させていただきましたし、番組の司会などの新しいお仕事にも挑戦させていただいて、女優業以外のお仕事に挑戦させていただいて、少し自分の中で視野が広がったのかなという感覚がありましたので、一つひとつのお仕事を大事にしながら実りのある年にしたいなと思います」と吐露し、黒木は「元気で一つひとつの作品に取り組んで、多くの方に喜んでいただけるような作品を残していきたいなといつも思っております」と語った。

さらに、夏帆が「今年はポジティブになろうと思って…」とコメントすると、仲間は「今年は!?」と目を丸くし、続けて夏帆は「今年はって言うのもおかしいんですけど(笑)、物事を悲観的にとらえてしまう癖があるので、今年はポジティブに明るく元気に頑張って行きたいと思います」と誓った。

同作は、作家・宮部みゆき氏の代表作の1つであるサスペンス小説『模倣犯』での事件から9年後を描いたもので、ライターの前畑滋子(仲間)が再び、ある殺人事件の真相へと迫っていく謎が謎を呼ぶ展開の中、単なるミステリー要素だけではなく、家族に向き合う“心”の物語が描かれる。

同作でWOWOWドラマと宮部氏の作品に初出演した仲間は「Wの緊張で臨みました。大変難しい役どころでしたが、一つひとつのシーンを監督とお話させていただきながら撮影することができて、素敵に仕上げてくださったなと大変感謝しています」と笑顔を見せ、役を演じる上で苦労した点を聞かれると「トラウマを抱えているルポライターの役で、事件と向き合っていく中でトラウマを乗り越え、事件の真相がわかっていくんですけど、そこに向き合っていく中で戸惑ったりすることが多くて、そのさじ加減をどんな風に表現しようというところが難しかったです」と回顧。「現場でお話をさせていただいて、一つひとつ丁寧に作ることができたなと思っています」と自信を覗かせた。