国内航空会社の各社はこのほど、2016年度年末年始期間(2016年12月22日~2017年1月3日)の利用実績を発表。11社による国内線の提供座席数は514万3,131席で搭乗率の平均は82.1%、6社による国際線の提供座席数は100万3,990席で搭乗率の平均は84.9%となった。
JALに関して、国内線におけるピークは下りが12月28日~31日、上りが1月3日となった。期間中、出発直前まで購入可能な「特便割引」の設定を拡大。全方面で旅客数および搭乗率が前年を上回り、特に沖縄方面の旅客数が前年を大きく上回った。国際線におけるピークは日本出発は12月22日~23日と1月2日~3日、日本到着が12月22日~23日と12月27日~30日と1月2日~3日となった。全体的に昨年を上回る実績となり、特に欧州・東南アジア・台湾・グアム線は好調で、中国線も昨年比で実績が改善した。
ANAに関して、国内線におけるピークは下りが12月28日~31日、上りが1月2日~3日となった。帰省需要が好調に推移し、旅客数・搭乗率ともに前年を上回り、特に沖縄・関西方面が好調だった。国際線におけるピークは、日本出発は12月22日~23日と12月28日~30日と1月3日、日本到着が12月22日~23日と1月3日となった。日本出発便は欧州、中国、アジア・オセアニア、リゾート方面が顕著に増加し、訪日需要も、欧州、中国、アジア・オセアニア方面を中心に好調となった。
LCCに関して、国内線においては春秋航空日本を除き総じて前年を下回る数字となったが、12月22日に北海道をおそった大雪で新千歳空港が閉鎖されたことが影響した。一方、国際線の新規就航の影響で各社ともに前年を上回る数字となっている。