2017年2月5日から放送がスタートする『プリキュア』シリーズの14作目『キラキラ☆プリキュアアラモード』の声優キャストとして、美山加恋、福原遥らの出演が6日、発表された。

TVアニメ『キラキラ☆プリキュアアラモード』キャスト陣(左から、森なな子、村中知、美山加恋、福原遥、藤田咲)

本作には、スイーツが大好きという共通点以外は趣味や性格が全く違う5人組のプリキュアが登場。主人公は中学2年生の宇佐美いちかで、大好きなスイーツを守るために5人のプリキュアがそれぞれの個性を力に変えて敵に立ち向かっていく。

女優やタレントなどの活動で知られる美山や福原のほか、今回発表されたキャストは、『ワールドトリガー』で主人公・空閑遊真役を務めてきた村中知、『ゆるゆり』シリーズの杉浦綾乃役やボーカロイド・初音ミクの声を担当してきた藤田咲、元宝塚歌劇団の役者で『アイカツ!』などに出演してきた森なな子。美山はいちか(キュアホイップ)、福原は有栖川ひまり(キュアカスタード)、村中は立神あおい(キュアジェラート)、藤田は琴爪ゆかり(キュアマカロン)、森は剣城あきら(キュアショコラ)の声をそれぞれ担当する。また、あわせて声優・かないみかがプリキュアの手助けをする妖精・ペコリン役を務めることも決定した。

キャストコメント
美山加恋(宇佐美いちか/キュアホイップ役)
『プリキュア』は私が小学校1年生の時に始まって、日曜の朝といえば『プリキュア』という子ども時代を過ごしてきたので、オーディションを受けること自体、「あのプリキュアに私が!?(笑)」とびっくりな展開でした。声優経験がまだ1年に満たない私にとって、『プリキュア』の存在はあまりにも高い壁。それは合格した今でも変わりませんが、まだまだ遠いと思っていた声優のお仕事で一気にすばらしい機会をいただくことになり、本当にありがたいと思っています。
キュアホイップは人目で「この子が主役! ザ・プリキュア!!」と分かる印象的なビジュアル。なんですが、キャラ的にはギャグとかダジャレを言っちゃう女の子で、親しみやすいヒロインになると思います。
新しい『キラキラ☆プリキュアアラモード』もこれまでの作品に負けずみなさんに愛してもらえるよう、私5人力を合わせていきますので、応援よろしくお願いします!

福原遥(有栖川ひまり/キュアカスタード役)
『ふたりはプリキュア』から大好きで、『プリキュア』を見て育ってきた世代なので、オーディションに合格と聞いた時は本当にうれしかったです。私にとってプリキュアは、誰もが知っているトップスター! という存在。今でも自分が演じるなんて実感がないんですが、街中でプリキュアのグッズとかを見ている子どもたちがいると、「お姉ちゃんプリキュアになるんだよ~」とニヤニヤしながら心の中で言っています(笑)。
キュアカスタードはふわっとしているんですけど、すばしっこいところもある本当にリスっぽい女の子。戦いの場面では、普段のふわふわ感とは違う印象を声で表現できたらと思っています。感情もはっきりしていて生き生きとした性格なので、「キュアカスタード大好き!」と言ってもらえるよう幸せオーラ全開に演じていきたいです!

村中知(立神あおい/キュアジェラート役)
合格を知って最初の一言は「まじで!?」。今まで少年や大人の女性を演じることが多かったため、プリキュアという新境地へ挑む気合と自信のなさが入り交じり、オーディションではガタガタするくらい緊張しちゃって、必死に叫んで終わったという記憶しかありません(笑)。不合格だった場合の落ち込みを軽減するために、あまり期待しないようにしていたので、本当にびっくりでした!
プリキュアは悪と戦うヒロインというところに憧れを感じます。私が演じるキュアジェラートは勝ち気な女の子で、自分で道を切り開いていくタイプ。気の強い女の子ってかわいくて好きだし、実はキャラの裏にはいろんなものが秘められているので、キュアジェラートの人格を作っているピースをひとつ集めながら、役が持つ魅力とメッセージをきちんと伝えていけたらと思っています。

藤田咲(琴爪ゆかり/キュアマカロン役)
他の現場でオーディション合格の知らせを受けたので、「泣きたい!」「叫びたい!」「誰かに言いたい!」という気持ちを封じるのがとにかく大変でした。その日の帰り道では、こんなに良いことが起きてしまったら、代わりにすごく悪いことも起こるんじゃないかと思えてきて、「『プリキュア』を演じるために生きなきゃ!」と用心しながら帰ったのを覚えています(笑)。
実は、プリキュア役への挑戦は今回が3回目なんです。決まったのが5人いるうちのお姉さんポジションのマカロンだったので、ここだったのかとビックリしました。デビュー時は妹キャラも多かったのですが、年月がたった今だからこそ任せていただけた役だったのかと、運命的なものを感じています。
プリキュア役は、女性声優にとって一生に一度の宝物。夢とか愛とか希望とか、美しいものを惜しげもなく表現できるアニメならではの作品が届けられるよう、これから1年、身を粉にして頑張ります!

森なな子(剣持あきら/キュアショコラ役)
まず「うそでしょ?」、それから「やったー! うれしい!」というのが、合格を知った時の素直な心境。外を歩いている時に電話で知らせを受けたのですが、一瞬周りが見えなくなって赤信号を渡りそうになりました(笑)。
『プリキュア』と言えば、どのキャラクターを好きになるかでその後のアイデンティティーが決まるような、女の子にとって大きなイベント事の一つです。そんな中、私が演じるキュアショコラはボーイッシュな女の子で、初めて見た時から「なんてすてきなんだろう! やりたい!」と思う役でした。実際に声をあててみて、宝塚での男役の経験が最大限に生かせる役だと感じています。
歴史ある作品にプリキュアとして参加できるのはとても光栄な事ですが、責任も重大。歴代14作目で『キラキラ☆プリキュアアラモード』が一番好きって言ってもらえるように頑張ります。

『キラキラ☆プリキュアアラモード』ビジュアル

左から、美山加恋とキュアホイップ、福原遥とキュアカスタード、村中知とキュアジェラート、藤田咲とキュアマカロン、森なな子とキュアショコラ

(C)ABC-A・東映アニメーション