HDMIフォーラムは、米国ラスベガスで開催の「CES 2017」にて、最新のHDMI規格「HDMI 2.1」を発表した。新規格は、すべてのHDMI 2.0採用企業に導入され、2017年第2四半期にリリースとなる予定だ。

HDMIフォーラムのWebサイトより

HDMI 2.1では、従来のHDMI規格との互換性を持ちつつ、より高解像度の映像伝送や高速のリフレッシュレートをサポート。HDMI 2.0で最高18Gbpsだった伝送速度は、新たに48Gbpsまで対応している。

48Gケーブルを使用することで、8K/60Hzや4K/120Hzを伝送できるようになるのが特徴。また、Dynamic HDRもサポートしており、映像の奥行き、ディテール、明るさ、コントラスト、色域などを、より的確に表現する。

最新のオーディオフォーマット「eARC」に対応し、デバイスの自動検出など高度なオーディオ信号制御が行える。さらに、可変リフレッシュレートをサポートする「Game Mode VRR」を利用可能。レンダリングされた瞬間に画像を表示することで、遅延を抑えるという。