お金のやりくりや節約に関する悩みを抱える人は多いもの。「もっと貯金を増やしたい」「少しでも節約したいけど、どうすれば良いか分からない……」といった悩みを抱えている人もいるのではないだろうか。そこで今回は、マイナビニュース会員のうち302名に「まねしたいと思った節約術」を聞いてみた。
Q.周囲の人が節約しているのを見て「まねしたい」「見習いたい」と思ったことはありますか?
はい 72.5%
いいえ 27.5%
Q.(「はい」と答えた方にお聞きします。それはどんな節約でしたか?「まねしたい」「見習いたい」と思ったのはどうしてですか?)
■食費を節約
・「野菜の皮やくずでスープを作り、そのスープを取った後の野菜でキンピラや餃子の具にする」(34歳男性/フードビジネス/その他・専業主婦等)
・「食事を抜くことで食費を削減する根本から金を使わないという、鉄の意志と鋼の強さをもった節約術」(22歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「1日に作り置きして3日かけて食べる。合理的だから」(24歳男性/化粧品・医薬品/営業関連)
・「ランチに弁当持参、栄養バランスを考えて作れる上に自分の料理のスキルも上がるので」(30歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「1食300円以内に抑えて賢く貯蓄しているお姉さま。貯蓄額が半端なく多いから」(35歳女性/ソフトウェア・情報処理/事務・企画・経営関連)
■買い物の仕方を工夫する
・「買う前にクーポンを必ず調べる」(29歳男性/放送・新聞/専門サービス関連)
・「買い物をするときカートを押さずにカゴを下げて買い物をすると、いらないものを買っていると重くなるので、カートを押さずに買い物をするようになった」(52歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「スーパーで夕刻移行に値引きシールが貼られるのを待って買う。お得だから」(55歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「現金で支払うのではなくクレジットカードで支払い、還元分を節約する」(37歳男性/食品/事務・企画・経営関連)
・「スーパーでレジ袋を持参すれば2円引きになるのでレジ袋を三角に折り持参している。エコにもなる」(49歳男性/建設・土木/営業関連)
■光熱費を節約
・「発泡スチロールに温めたお鍋を入れて保温。なるほどと思った」(47歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「暖房を抑え加湿器で部屋を暖めていた。喉にも良いしまねをした」(45歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「電気をこまめに消す。使わない電化製品はコンセントを抜く。または主電源を落とす」(61歳男性/建設・土木/建築・土木関連技術職)
・「冷蔵庫にカーテンをつけて電気代を節約」(36歳女性/農林・水産/事務・企画・経営関連)
・「待機電力を減らすため、ご飯を炊いたら即冷蔵庫」(39歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
■交通費を節約
・「電車代を歩いて節約」(29歳男性/リース・レンタル/事務・企画・経営関連)
・「移動を自転車にする」(34歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「交通費が高いとき帰省しない」(28歳女性/生命保険・損害保険/事務・企画・経営関連)
・「バス停を2つ手前で降りて、差額分を毎日貯金する」(63歳男性/医療・福祉・介護サービス/事務・企画・経営関連)
■水道代を節約
・「お風呂の残り湯を洗濯機に使う、米のとぎ汁をプランターの水やりに使う」(39歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「トイレのタンクにペットボトルを入れる」(24歳女性/インターネット関連/IT関連技術職)
・「家にずっといるときはトイレの小は何回かためて流す」(44歳女性/繊維・アパレル/クリエイティブ関連)
■家計簿をつける
・「私は今までにつけたことがないので、家計簿をつけること」(57歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「家計簿アプリを使うこと」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「家計簿でしっかり管理する。1カ月の収支が一目瞭然で分かり次の月に反映できるようになっている」(49歳女性/医療用機器・医療関連/その他技術職)
■その他
・「買ったつもり貯金。お金は後に残るから」(43歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「ゴミ箱に捨てた使用済みティッシュをまた拾って使用する、紙の無駄遣いを防ぐので良いと思いました」(43歳女性/その他/その他・専業主婦等)
・「知り合いが月々のケータイ代やインターネット通信費を格安SIM等に乗り換えて安く抑えていたので、良いなと思った」(24歳男性/その他/その他・専業主婦等)
・「タバコをやめタバコ代の節約していて、月3万円近く貯金の方にまわしているのを聞いて自分もまねしたいと思いました」(45歳男性/放送・新聞/営業関連)
■総評
まねしたいと思う節約術の中でも、特に多かったのが「食費」に関するものだった。最近は職場にお弁当や水筒を持参する人も増えているそうだが、働く人にとって毎日のランチ代はバカにならないもの。手作り弁当を持参すれば、経済的なだけでなく健康面にも良い影響がありそうだ。さらに食費に関しては「節約レシピの活用」「献立を1週間分あらかじめ作っておく」「野菜の皮や芯を煮込んでだし汁を作る」といった節約テクも寄せられた。
日々の買い物も工夫次第でグンとお得になるようだ。節約上手な人は割引クーポンを活用したり、チラシで特売品をチェックしたりとさまざまな工夫をしているよう。また、衝動買いを防ぐために「その日必要な金額しか持ち歩かない」「買う物を決めてから買い物に行く」といったことも心がけているようだ。
このほかにも、「金券ショップやネットオークションの活用」「ティッシュボックスを半分に切って使う」「茶がらで床を掃除する」といった、今すぐまねできる節約アイデアが寄せられた。
普段のちょっとした心掛けでも、ちりも積もれば山となるもの。まずは無理のない範囲で、こうした節約術を取り入れてみてはいかがだろうか。
調査時期: 2016年12月28日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女302名
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません