今年の目標、もう立てましたか? 毎年お正月に「今年は○○がやりたい!」「今年こそ□□に行く!」など、その年の目標を立てる人は多いでしょう。しかし、なかなか達成できないまま1年が過ぎてしまう人が多いのも事実です。

「1年間がんばったけれど達成できなかった……」という人もいれば、中には「どんな目標を立てたかさえ忘れていた」という人もいると思います。でも、新年にせっかく立てた目標は、年末までにきちんと達成して、また次の年を新たな気持ちで迎えたいですよね。

手帳に一工夫で目標を達成しよう!

実は毎日持ち歩いている「手帳」を工夫して活用するだけで、目標がぐっと達成しやすくなるんです。「今年こそ有意義な1年にしたい!」という人、特に目標を立てたものの忘れてしまいがちな人は是非試してみてください!

「今年一番の目標」は手帳に目立つように書いておく!

目標は"常に意識する"ことで達成しやすくなります。子供の頃、目標を紙に書いて部屋の壁に貼っていた人も多いのではないでしょうか? そうすると自然に毎日何度も目標が目に入るので、意識して努力し続けることができていたと思います。

大人になるとでかでかと目標を書いて部屋の壁に貼るのは抵抗があるので、毎日必ず持ち歩く「手帳」に書いてしまいましょう。手帳の表紙をめくった部分に太めのペンで大きめに、目立つように目標を書いてください。そしてなるべく頻繁にその部分を見返して、目標を意識するようにしましょう。

黒ペンではなく"金ペン"で書いてみる

「黒いペンで大きく書くのはちょっと抵抗がある……」という人は、「マッキーペイントマーカー 極細」の金色で書くのがおすすめ。大きく文字を書いてもセンスよく見え、角度によってキラキラするので見返すモチベーションも上がります。また、手帳によっては表紙をめくった部分が黒や深いグリーンなど紙の色が濃い場合もありますが、黒いペンでは目立たなくても「マッキーペイントマーカー 極細」の金色なら文字を目立たせることができます。

毎日持ち歩く手帳だからこそ、いつでもどこでも見返すことができるので、家に置いてあるノートや日記帳に書き込むよりも目標が達成しやすくなるんです。

なお、書き込む目標の数は多くても3つまで、できれば1つか2つがベターです。いくつも書いてしまうと、それだけ一つ一つの印象が薄くなってしまいます。ここにはもっとも達成したい目標を厳選して書くといいでしょう。

"夢への切符"をつくれるふせんでモチベーションUP!

今年中に欲しいものや行きたい場所なども、年のはじめに手帳にまとめておくのがおすすめ。そんなときに便利なのが、手帳用のふせん「暮らしのキロク DREAM」です。

「夢への切符」を手帳に貼ろう!

これは名前の通り、夢や願いごとを書き込めるふせん。書き込んだ日の日付、行きたい、食べたい、やりたいなど内容の分類、具体的な内容、ちょっとしたメモを書き込む欄があり、達成した日もあとから記入できるようになっています。

達成日も記入できます

ふせんは切符をイメージした形で、手帳に貼るのにちょうどいいサイズ。書き込んだら、手帳の裏表紙をめくったところなど目立つところに貼っておきましょう。もしくは、フリーページにまとめて貼っておくのもいいですね。こちらも表紙をめくったところに書いた目標と同じように、度々見返すことをおすすめします。

達成したら達成日を記入して、その月やその日のページに移動しておくと、達成したものとまだ達成していないものが明確になり、わかりやすくなります。

手帳のフリーページにリストアップのスペースを確保

読書が趣味の人なら「今年読みたい本」、ミュージアム巡りが趣味の人なら「今年行きたい美術館・博物館」など、たくさんの項目を列挙したい場合は、こちらの「クレヨンTODOマステ」を使ってみてください。マスキングテープにカラフルな正方形が印刷してあり、好きな場所に貼ってチェックボックスつきのリストを作ることができます。

フリーページがTODOリストに早変わり!

私は毎年、今年行きたい展覧会のリストを作るのに活用しています。手帳のメモページにタイトルを書いて「TODOマステ」を貼り、行きたい展覧会とその開催期間などを列挙していきます。新しい展覧会の情報をキャッチしたら随時追加していくので、余裕を持たせて最初から2ページ分をこの展覧会リストのスペースにしてしまいます。

他にも私は欲しいものや食べたいもののリストも作っておき、テレビや雑誌を見ていて「欲しい!」「食べたい!」と思ったらなるべくすぐに書き込むようにしています。

もちろん手書きでチェックボックスを書いてリストを作ってもいいのですが、チェックボックスが均等な大きさにならなかったり、まっすぐに書けなかったりすると、それだけでリストアップする意欲がなくなってしまう場合もあります。特にたくさんリストアップしたいときは、チェックボックスがそろっていないと見た目が悪くなりがちです。

マステに沿ってきれいに書くことでより見やすくなる

でもこの「TODOマステ」を使えばそんなふうになるのを防げますし、きれいにそろっているので書き込むモチベーションもアップ。いつも見返したくなるページになります。最初から複数のページに貼ってしまうことでリスト用のスペースを確保できるのも便利ですね。

チェックボックスの大きさは5mm角、3.7mm角、3mm角の3種類あり、カラフルな「クレヨンTODOマステ」のほかにシンプルな「エンピツTODOマステ」もあります。自分の手帳のサイズや雰囲気に合わせて使ってみてください。

まとめ

大きい目標にせよ、小さな目標にせよ、「紙にペンで書き出して可視化すること」と「何度も見返して意識すること」が目標達成につながる大きな要素。スマートフォンなどにデータとして打ち込むより自分の字で紙に書き出す方が、脳を刺激して印象に残りやすく、さらにひとつの手帳にまとめておくことで、ふとしたときに見返しやすくなります。

「ふだん手帳は持ち歩かない」「手帳は使わない」という人は、毎日持ち歩くノートなどに書き出してもいいのですが、ノートを使い終わって新しいものに交換するときに書き写すのを忘れないよう注意してくださいね。

一番おすすめなのは、1年間使い続ける手帳にすべてまとめてしまうこと。目標を自然と意識できる状態にしておくのが目標達成の近道です!

【今回紹介した文房具】
ゼブラ「マッキーペイントマーカー 極細
キングジム「暮らしのキロク
icco nico「クレヨンTODOマステ


まき(福島槙子)
文房具の魅力を発信するウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長。文具プランナーとして文房具の情報を発信。その人その人にぴったりの文房具を見つけるお手伝いや、日々の生活に役立つ文房具、主婦目線での文房具の使い方を提案しています。各種メディア・イベントへの出演やコラムの連載も多数。