鹿島臨海鉄道は7日から新型車両8000形の連結運転を開始する。8000形は2016年3月の運行開始以降、1両のみで運転されてきたが、このほど更新車両2両が納車され、保有車両数は計3両に。8000形同士の連結運転が可能となった。

鹿島臨海鉄道の新型車両8000形。8001号車は2016年3月ダイヤ改正に合わせて営業運転を開始した(写真は2016年2月撮影)

新型車両8000形の外観はブルー・ブラウン・レッドの3色でまとめられ、乗降扉は片側3ドア(前後2カ所のドアは片開き、中央のドアは両開き)。車内はオールロングシートでトイレなし、定員は既存の6000形より15名増え、計135名(座席44名・立席91名)となっている。2016年3月のダイヤ改正に合わせて1両(8001号車)が営業運転を開始した。

この1両に加えて今年度の更新車両2両が納車されたことを受け、通勤・通学時間帯を中心に2両連結しての運転が開始されることになった。1月7日以降、朝の時間帯の計4本(上り鹿島神宮発水戸行1本・大洗発水戸行1本、下り水戸発大洗行2本)、午後の時間帯の計6本(上り大洗発水戸行1本・鹿島神宮発水戸行2本、下り水戸発鹿島神宮行3本)について、新型車両による連結運転を行う(変更となる場合あり)。

新型車両の連結運転により、「混雑緩和とスムーズな乗降により乗降時間の短縮が図れるため、列車運行の定時性確保につなげることができます」と鹿島臨海鉄道。今後も新型車両の導入、老朽化した旅客車両の更新を計画的に進めていく。