トレンド総研はこのほど、「2017年の分野別トレンド予測」を発表した。

食の分野で注目したいのが「フランス流」の食事スタイル(イメージ)

近年、日本ではおしゃれでありながらも自然体なフランス人のライフスタイルに対する注目度が高まっているという。この流れは食の分野にも及んでおり、2017年は「フランス流の食事スタイル」が注目されると予測している。しかし、高級なお店で食べる料理ではなく、フランスの主婦たちが日常的に使っているような冷凍食品や総菜であるとのこと。

それを裏付けるかのように、フランスの食卓を思わせる専門店が続々とオープンしている。2016年11月には、フランスで大人気の冷凍食品ブランド「ピカール(Picard)」が日本に上陸。12月19日には、一流シェフが手作りする冷凍フレンチ総菜ブランド「vispoke(ヴィスポーク)」の販売も開始した。

「美容」では、美容家である松下侑衣花さんが提唱しているワード「美金(びきん)」が女性たちの新習慣になるのではないかと予測している。松下さんは「美金」を通じて、1週間頑張った心と身体をいたわりつつ、土日を美しい姿で過ごすことを提案。具体的な「美金」の過ごし方を「#美金」というハッシュタグを付けて、SNS 上で定期的に紹介している。

また、経済産業省、経団連、業界団体などで構成される推進協議会の主導のもと、毎月最終金曜日には15時をめどに社員を退社させるよう企業に働きかけを行う「プレミアムフライデー」の導入も予定されている。定着すれば、「美金」を楽しむ上でも追い風になる可能性も高いとのこと。

1週間頑張った心と身体を労りつつ、土日をキレイな姿で過ごす「美金」を提案(イメージ)

「健康」の分野では、フィットネスジムに注目が高まっているという。ここ数年、結果にコミットするプライベートジムなどが人気を集めているが、2017年はそれらに加え、科学的根拠に基づいたトレーニング法を取り入れたジムが話題になる可能性があるとのこと。

その中のひとつが、アメリカで急拡大しており、2016年11月に日本1号店がオープンした「オレンジセオリー・フィットネス」。科学に裏付けされた独自のプログラムを少人数のグループで実施しており、レッスン後も最長36時間はカロリー消費効果が続くと言われている。

2017年3月には、渋谷駅近くに新感覚ワークアウトスタジオ「CYCLE & STUDIO R(アール)」の1号店がオープンする。同スタジオが取り入れている「Les Mills Programs」は、科学的に裏付けされた安全で効果的なもの。また、日本初上陸となる、VR 技術を用いた「THE TRIP」も、注目の新プログラムであるという。

科学的根拠に基づいたトレーニング法を用いたジムに注目(イメージ)