日本観光振興協会はこのほど、「1ウィークバカンス2016」旅行・休暇動向調査の結果を発表した。調査期間は2016年9月9~12日、有効回答は18歳以上の有職者6,307人。

連休の取得率は横ばい

勤め先の公休・定休の取得状況を調べると、「土日両日+祝日」が34.3%、「土日両日のみ」が6.3%で、土日両日休みの人は半数未満の40.6%だった。

勤め先に制度が存在する休暇は、「有給休暇」が77.1%、「年末年始休暇」が56.0%、「夏季休暇」が50.8%、「代休」が39.8%など。制度別の取得率をみると、「夏季休暇」が89.8%、「年末年始」が81.6%、「有給休暇」が81.1%と続き、「代休」の取得率は54.9%にとどまった。

あなたのお勤め先の公休・定休はいつですか。(出典:日本観光振興協会Webサイト)

直近1年間における連休の取得率は95.4%と前年度(95.3%)から横ばい。10連休以上の長期休暇取得率は14.3%と前年度(12.0%)よりわずかに増えた。連休を取れた理由をみると、10連休以上では「勤め先・所属部署全体が休暇になっている」が20.1%と前年度(14.5%)から増加した。

休暇関連制度の認知度をみると、「有給休暇取得の義務化」が70.7%と前年度(72.9%)からやや減少した。

旅行関連トピックの浸透度については、「民間宿泊」が76.7%と前年度(39.3%)から大幅に増加。民間宿泊を利用したい理由では「費用が安く済む」が70.9%と圧倒的に多かったのに対し、利用したくない利用では「安全面・衛生面の不安」が46.7%、「プライバシーがない」が39.5%などとなった。