説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhone 6sが突然シャットダウンします!?』という質問に答えます。

***

バッテリー残量があるにもかかわらず、突然iPhoneがシャットダウンしてしまう……ひょっとすると、一部のiPhone 6sに存在するバッテリーの不具合かもしれません。Appleは問題の存在を認め、「iPhone 6sが突然シャットダウンする問題に対するプログラム」というWEBページを用意し、対策に乗り出しています。

Appleの中国語サポートページに掲載された情報によれば(リンク)、バッテリー部品を過度に外気に晒してしまったことによる問題で、予期しないシステムシャットダウンを引き起こす可能性があるとのことです。

対象製品は「2015年9月から10月までの間に製造され、シリアル番号が特定の範囲内にあるiPhone 6sのみ」で、安全性の問題はないとのことです。前掲した「iPhone 6sが突然シャットダウンする問題に対するプログラム」ページでは、iPhone 6sのシリアル番号を入力することで対象製品かどうかを調べることができるため、心当たりがある場合はアクセスしてみるといいでしょう。なお、シリアル番号は『設定』→「一般」→「情報」の順にタップすると確認できます。

試しに筆者のiPhone 6sを前掲ページで調べたところ、「本プログラムの適用対象です」と表示されました。確かに、最近寒い屋外で利用すると突然シャットダウンする現象に悩まされていたため(2016年11月以前に同様の問題はありませんでした)、バッテリーに製造上の問題があったと聞けば納得です。バッテリー交換サービスを受けるため、予約のうえApple直営店かApple正規サービスプロバイダまで出向くつもりです。

iPhone 6sユーザは、バッテリーに不具合がある製品かどうかをAppleのWEBページで確認しましょう