子どもたちにとって、お正月の楽しみのひとつである"お年玉"。買いたいものを胸に思い描いて、今からお年玉を心待ちにしている子もいるかもしれない。今回は、小学生までの子どもをもつ女性のマイナビニュース会員300人に「小学生の子どもに、お年玉はいくらあげるか」を聞いてみた。
Q.小学校低学年の子どもに、お年玉はいくらが適当だと思いますか
1位 1,000円 36.0%
2位 3,000円 25.7%
3位 2,000円 17.0%
4位 500円 8.0%
5位 5,000円 7.0%
Q.小学校高学年の子どもに、お年玉はいくらが適当だと思いますか
1位 3,000円 32.3%
2位 5,000円 30.3%
3位 2,000円 14.0%
4位 1,000円 9.0%
5位 1万円 5.0%
Q.その選択肢を選んだ理由を教えてください
小学校低学年
■1,000円
・「多くの人からいただくと、1,000円でも大きな金額になってしまうので」(35歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「親戚の子どもたちに対して、それぞれの年齢でいくらかを決めているので」(33歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「欲しいものがそれほど高額なものではないし、お金の管理の練習をしているときにたくさん与える必要はないと思う」(34歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「昔と物価が違うからもっとあげたいと思うが、お金はそう簡単にもらえるものだと思われたくないので」(35歳/東京都/その他/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)
■3,000円
・「高すぎず、低すぎずという金額かなと」(35歳/東京都/コンビニエンスストア/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「年齢が上がるにつれ、少しずつ金額が上がることを考えると、小学校低学年はこれくらいが妥当」(41歳/和歌山県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「おこづかいの3倍位が適当と思ったから」(53歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■2,000円
・「あげすぎてもよくない。もらわないのもかわいそう」(42歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「平均価格だと思うのと、あまり高すぎてもあとが困る」(34歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「自分で買い物を経験させたいため」(39歳/静岡県/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
■500円
・「自分で使えないほどの金額をあげる必要はないと思います。これくらいなら、自分で管理して楽しんで使うことができるのではないでしょうか」(39歳/鳥取県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「子どもが自分で買い物をするときに計算できる範囲だし、それより高額なものは一緒に買い物をするから」(45歳/千葉県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「お年玉。玉=コイン、コインで最も高額なお金が500円玉だから」(47歳/岩手県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■5,000円
・「小学校卒業までの間は5,000円にしようと思っている」(29歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お金の値打ちを知ってもらうため」(60歳/兵庫県/化粧品・医薬品/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「昔みたいに、安いものを欲しがることがなくなってきたから」(35歳/茨城県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
■その他
・「あげない: 必要だとは思わない」(54歳/静岡県/教育/その他・専業主婦等/個人事業主・会社役員)
・「1万円: 自分もずっと1万だったから。お年玉は、1年の始まりだから特別でいい」(42歳/群馬県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「2万円: 両親から1万円ずつ」(43歳/千葉県/建設・土木/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
小学校高学年
■3,000円
・「今は何でも高いので、これくらいは必要だと思う。この中で欲しい物を買ったり我慢したりというやりくりを覚えてほしい」(43歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「中学生は5,000円、高校生は1万円とあらかじめ親戚どうしで決めている」(49歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「お年玉をもらって、うれしく感じてほしいから」(52歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「この金額の図書カードをあげて、本を買わせます」(21歳/滋賀県/官公庁/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「妥当な金額だと思います。赤ちゃんは1,000円。幼稚園は2,000円。小学生は3,000円。中学生は5,000円。高校生は1万円かな」(35歳/山形県/フードビジネス/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
■5,000円
・「自分の子どもなら、なるべく準備したい。相場も調べる」(36歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「欲しい物を買って、余れば貯金もできるから」(60歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「安すぎてもガッカリされるから」(35歳/三重県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「お金の使い方も分かってくる年齢なので、5,000円くらいあげたら喜んでくれそう」(35歳/奈良県/鉱業・金属製品・鉄鋼/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
■2,000円
・「1,000円だと少ないような気がする」(46歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「自分で管理できる額として、妥当かと思う」(39歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「欲しい本が1冊買えれば、十分だと思うからです」(40歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
■1,000円
・「自分が子どもの頃からその金額だから」(40歳/北海道/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「小学生のうちはひとくくりにしています。中学生で金額を上げるので」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/その他)
■1万円
・「高学年では計画的に欲しいものを買うため、1万円は必要だと思う」(42歳/青森県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「友だちと出掛けるなどがあるから」(35歳/茨城県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
■その他
・「7,000円: ゲームが買えるほどの金額だと思うから」(26歳/東京都/化粧品・医薬品/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
総評
調査の結果、適当だと思うお年玉の金額は、小学校低学年では「1,000円」が36.0%で最多となった。第2位は「3,000円」で25.7%、3位は「2,000円」で17.0%、4位は「500円」で8.0%、5位「5,000円」は7.0%だった。以下、6位は「あげない」が4.7%、7位「1万円」は0.7%、8位は「6,000円」「2万円」は各0.3%だった。今回の設問では「5万円」まで設けているが、「それ以上」も0.3%あった。
小学校高学年は「3,000円」が32.3%で最多となった。第2位は「5,000円」で30.3%、3位は「2,000円」で14.0%、4位は「1,000円」で9.0%、5位「1万円」は5.0%だった。以下、6位は「あげない」が3.7%、7位「500円」は1.3%、8位は「6,000円」「7,000円」「8,000円」「4万円」が各0.3%だった。
その金額にした理由としては、小学校低学年では「お金の価値がまだ分からない」、高学年では「お金の管理が自分でできるようになった」からとする意見が多かった。また、「親戚の間で決めている」「年齢が上がるにつれ金額を上げるとすると、今はこれくらい」「ゲームが買えるくらい」など、ルールにのっとって金額を決めているとするコメントも見られた。そのほか、お金ではなく欲しいものを買い与えている、あるいはお年玉分を子ども名義で貯金している、などのケースもあった。
今の子どもたちを取り巻く環境を見ると、昔に比べ当然物価も上がっており、ゲームやおもちゃなど、好奇心を刺激するアイテムも数多い。加えて核家族化や、親戚の数も減っていることから、お年玉をくれる祖父母、おじさんやおばさんといった存在も以前ほど多くはないかもしれない。親が「自分のときはこのくらいだったから」という感覚で金額を決めると、子どもたちから思わぬ不満の声が聞かれるなどといったこともありそうだ。
調査時期: 2016年10月31日~2016年11月26日
調査対象: マイナビニュース会員(小学生までの子どもをもつ女性)
調査数: 300人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません