三菱航空機は12月28日、次世代リージョナルジェット機MRJ(Mitsubishi RegionalJet)に関するWEB情報発信ツール「MRJ Newsletter」第20号にて、12月のトピックスを発表。3機目のフェリーフライトや北米で行われた見学会について報告している。

グラント・カウンティ国際空港で並ぶ飛行試験機初号機(手前)、2号機(中央)、4号機(奥)

現地時間の12月4日、グラント・カウンティ国際空港内の飛行試験拠点であるモーゼスレイクフライトテストセンター(MFC)の格納庫にて、近隣地域の人々や、地元企業・空港関 係者、職員の家族など約170人を招き、MRJ飛行試験機初号機と4号機の見学会を実施。この見学会は、日頃支援を受けていることへの感謝の気持ちも込めて開催された。来訪者からは、MRJ機体の見学ができたことや機体の美しさなどのコメントがあったという。

グラント・カウンティ国際空港内で見学会を実施

現地時間の12月19日には、飛行試験機2号機が米国ワシントン州モーゼスレイクの飛行試験拠点であるグラント・カウンティ国際空港に到着した。先に渡米した飛行試験機初号機と4号機に次ぐ、3機目のフェリーフライトとなり、2号機は名古屋(県営名古屋空港)から4地点(グアム、マジュロ、ホノルル、サンノゼ)を経由してモーゼスレイク(グラント・カウンティ国際空港)に到着。総飛行距離は約1万4,000km)となった。

出発前(県営名古屋空港)

グアム国際空港

マーシャル諸島マジュロ国際空港

MRJのフェリーフライト中、機内にはパイロット以外にも機体後方に着席し、複数のモニター画面を監視するエンジニアたちが搭乗。MRJの速度や姿勢、機体の温度や振動などのさまざまなデータが正常に推移しているかを確認し、安全なフライトのサポートを担った。

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