伊野家の子育て日記「寝かしつけ」

赤ちゃんと一緒に生活するようになって、一番苦労している(した)のが寝かしつけだという人は、多いと思う。

オムツは替えたし、おなかもいっぱい、そろそろ眠くなってくるはず…と状況が整ったところから、実際に寝てくれるまでが、長い。わたしは、「授乳は3時間おき、それ以外に寝かせるためだけの授乳は極力やらない」と、なぜか頑に考えていたので、寝かしつけは、ひたすら抱っこでゆらゆらするスタイルでがんばった。

夜間も、約3時間おきに泣く娘にあわせて自分も起きて、授乳。ただ昼間とちがって、夜中はたいてい授乳のあとすぐに寝てくれたので(いま思えば寝ながら飲んでるような感じだった)、特に手がかかるとは思っていなかった。不規則に起こされるよりもサイクルがある程度一定している分ストレスが少なく、どちらかというと「うまくいっている」ほうだと、思っていたくらい。

娘が生後半年くらいの頃、1才半の子どもがいる友人の家に遊びに行き、育児についてあれこれ雑談しているなかで、ふとその友人に「いま、昼寝は何回?夜は何時に寝かせているの?」と聞かれて、答えに詰まった。そして、自分がその質問に対する答えを持ち合わせていないことに、ショックを受けた。つまり、子どもの睡眠スケジュールという総合的な概念が、わたしには全くなかったことに、このときはじめて気付いたのだった。

だいたい3時間おきのサイクルとはいえ、きっちりタイマーのようにはいかないので、当然毎日少しずつズレていた。また、月齢があがってくるにつれ、サイクル毎に必ず昼寝するわけではなくなってきてもいた。昼寝は何回(&何時頃)で、夜は何時に寝かせるか。そんな風に考えたこと、なかった…!