リスクモンスターは12月27日、第6回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査結果を発表した。調査は11月26日~27日、全国の20~59歳の男女800人を対象にインターネットで行われた。対象企業は年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の200社を抽出した。
ランキング1位は「国家公務員」(15.9%)、次いで「地方公務員」が2位(11.0%)となった。「国家公務員」「地方公務員」は今回のアンケートから選択肢として追加された。
以下、3位「トヨタ自動車」(9.1%)、4位「全日本空輸(ANA)」(4.8%)、5位「日本航空(JAL)」(4.3%)、6位「資生堂」(4.1%)、7位「グーグル(Google)」(4.0%)、8位「サントリー」「任天堂」「三井物産」(3.5%)と続いた。
業種では、製造業が7社(トヨタ自動車、資生堂、サントリー、任天堂、パナソニック、花王、ソニー)と最も多く、運輸業3社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、東海旅客鉄道(JR東海))、銀行業3社(三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行)、総合商社3社(三井物産、伊藤忠商事、三菱商事)となった。
前回(第5回)の結果と比較したところ、今回のアンケートより追加の「公務員」を除く結果では、1位「トヨタ自動車」、2位「全日本空輸(ANA)、3位「日本航空(JAL)」の順位に変動はなかった。なお、民間企業では「トヨタ自動車」は4年連続で1位に。4位「資生堂」(前回25位)、5位「グーグル(Google)」(前回13位)、7位「任天堂」(前回32位)が大幅にランクアップし上位となった。そのほかトップ20では、15位「ソニー」(前回25位)、17位「オリエンタルランド」(前回32位)が大幅にランクアップしている。
男女ともに結婚相手として人気の公務員
結婚相手の勤め先として望む会社の男女別集計では、男性が結婚相手の女性に望む勤務先としてのランキング1位は、「地方公務員」(9.0%)に。次いで「国家公務員」(8.5%)が2位、「トヨタ自動車」(7.0%)が3位、「資生堂」「全日本空輸(ANA)」(4.8%)が4位となった。
これに対して、女性が結婚相手の男性に望む勤務先としてのランキング1位は「国家公務員」(23.3%)。次いで「地方公務員」(13.0%)が2位、「トヨタ自動車」(11.3%)が3位、「日本航空(JAL)」「三井物産」(5.3%)が4位)と続いた。
全体のランキング上位だった「公務員」が男女別ともに1位、2位を占めており、高い人気を有していることが特徴として見られた。公務員を除くランキングトップは「トヨタ自動車」で、これは前回の結果と同様に依然として高い人気を有していることがわかる。
4位以下については、男女で異なる傾向が見られ、男性が結婚相手の女性に望む勤務先としては、2位の「資生堂」に続き、「全日本空輸(ANA)」がランクイン。一方で、女性が結婚相手の男性に望む勤務先としては、「国家公務員」「地方公務員」に集中した。
結婚相手の勤務先に望むものは「規模」よりも「安定」
結婚相手の勤める企業に対して重視するイメージは、「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」「社員を大切にする」「将来性がある」「土日が休み」「退職金や年金がよい」が上位となった。
「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」は前回に引き続き上位として挙がっており、「国内転勤が少ない」「海外転勤が少ない」「世界的に活動している」といった地域的な勤務環境に関するイメージや、「企業規模が大きい」という会社規模に関するイメージは、前回同様に重視されにくいようだ。
男女別の結果においては、男性よりも女性の方が、「安定している」「給料がよい」「福利厚生が充実」「退職金や年金がよい」といった生活に直結する項目に回答が集中している傾向が見受けられた。一方で、男性が妻の職場に対して望んでいる「子育て支援が充実」「残業が少ない」といった項目は、女性としては夫の職場に対してさほど望んでいないことが浮き彫りとなった。