Q.「子どもをほしいと思った理由」は?

「子どもをほしいな」と思う理由は人それぞれだろう。そこで今回は、子どものいる既婚女性のマイナビニュース会員144人に「子どもをほしいと思った理由」を聞いてみた。

Q.出産した方にうかがいます。子どもをほしいと思った理由、また、実際にうまれてきた時に思ったことを教えて下さい
1位「特になし/回答なし」 42.4%
2位「自然な流れで」 13.9%
3位「家族がほしい」 13.2%
4位「子どもが好き」 7.6%
5位「好きな人の子どもをうみたい」 6.9%
5位「我が子がほしい/お母さんになりたい」 6.9%
7位「将来のため/子孫を残したい」4.9%

■「自然な流れで」
・「ひとり目は自然に授かった。ふたり目は、上の子がひとりっ子はかわいそうと思いほしいと思った。障害もなく無事にうまれてよかったと思った」(34歳/愛知県/農林・水産/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「特に子どもがほしいと思ったわけではなく、結婚してできたので、出産した感じです。でも、無事うまれてきた時は本当に感動し、うちの子にうまれてきてくれてありがとう、と思いました」(54歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもをうむのが当然と思っていたので。実際にうまれてきたら『あーどうしたらいいの? 』とオロオロしてました」(44歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「人生一度なら、子どものいる生活をしてみてもいいかなって感じ。実際、楽しいことではないけど、やっぱり子どもはかわいい」(29歳/東京都/その他/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「普通にお母さんになるものだと思っていたので特に理由はありません。しっかり育てなくては……と責任を感じました」(49歳/北海道/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/個人事業主・会社役員)
・「本能的に子どもがほしいと思った。実際にうまれてきて、これほどかわいいとは思わなかったと感じた」(28歳/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)

■「家族がほしい」
・「家族をつくりたかった。無事にうまれてきてくれてありがとう」(54歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「周りの家族を見ていて、楽しそうで、子どもはほしかったです。大事に育てなければという思いでした」(57歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「大家族が希望で、その瞬間は将来が楽しみになった」(40歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「夫婦ふたりの暮らしも楽しかったのですが、やっぱり子どもがいるという家族がほしかったから」(39歳/東京都/官公庁/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「上の子に兄弟をつくってあげたかった。無事にうまれてよかった」(35歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「平凡な家庭が理想なので、子どもはふたりほしかった。出産した時、本当にうまれた! 元気にうまれてきて安心した! と思った」(37歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「自分が育った家庭のように、仲のいい家族をつくりたかった」(39歳/東京都/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/社員・公務員・団体職員)

■「子どもが好き」
・「当然、双方とも子どもが好きでしたから、何の抵抗もありませんでした。うまれて来た時は『これで母親になれた』という達成感があった」(74歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「私も子ども好きですが、夫が特に子どもが好きで早くほしいと思いました。出産で疲れ切っていたのでうまれた時はやっと終わったと思いましたが、落ち着くと本当に母親になったんだなと思いました」(35歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもが昔から好きだったから。うまれた時は陣痛の苦しみが強すぎて、『やっと痛い苦しみから解放された』としか思えなかった」(29歳/大阪府/人材派遣・人材紹介/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「昔から子どもが好きで、うめるならうみたいと思ったから。夫も同じ気持ちだったこと。実際にうまれてきて、想像を超えるかわいさに感動した。わが子はやっぱりかわいいと実感」(30歳/大阪府/ガラス・化学・石油/その他技術職/会社員・公務員・団体職員)

■「好きな人の子どもをうみたい」
・「やっぱり好きな人の子どもをうみたい。うまれた時にはなかなか母の実感がわきませんでした」(33歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「夫との子どもがほしかった。不妊治療をしていたので、辛かったが報われた」(32歳/東京都/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「自然に旦那さんとの子どもがほしいと思った。実際にうまれるとこんなにかわいいものはないとしみじみ感じた。ひとりではないんだと思った」(40歳/広島県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「好きな人との結晶ですよね! 実際、辛い陣痛に耐えて出産したけど、赤ちゃんの顔見たら何もなかったかのようでした。愛おしい、って言葉がピッタリかな」(42歳/岐阜県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「我が子がほしい/お母さんになりたい」
・「お母さんになりたかった。自分に全責任があると感じた」(60歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「自分の子どもがほしかった。うまれた時に痛みから解放されたのと、子どもに会えたことがホッとした」(29歳/富山県/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「せっかく女にうまれたからには、子どもをうみたいと思った。実際にうまれてからは、母親になることのうれしさを感じた」(56歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/その他)

■「将来のため/子孫を残したい」
・「子どもはほしいというより、家の存続のために必要不可欠な存在。実際うまれたら、思いもよらず容姿端麗で驚いた」(52歳/宮城県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「家の跡取りがほしいので。うまれてきた時は安心したのです」(28歳/東京都/農林・水産/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「子孫を残したい。こんなに小さいのに手足や内臓があるなんて、人間て不思議と思った」(53歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

■「その他」
・「夫が望んだので。妊娠後は小さな命をとても大事に思いました。実際うまれてきたとき、無事にうまれてきてくれたことをとてもありがたく思いました」(40歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「子どもがいた方が、世間体を気にせずにいられそう。いた方が、楽しそう」(38歳/鳥取県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「周りに、そろそろいい歳だしと言われたり、これ以上延ばすとうめなくなると脅されたため。こんな大きさのものがお腹には入っていたのか!! 自分とは別な個体が出てきたことに驚きました」(34歳/東京都/繊維・アパレル/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「余裕がでたから」(25歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「親に孫の顔を見せたいと思ったから。妊娠中は大変だったけど、出産して良かったと思いました」(52歳/山形県/フードビジネス/営業関連/会社員・公務員・団体職員)

■総評
マイナビニュースの既婚女性会員に対して「子どもをほしいと思った理由」について聞いたところ、1位は「特になし/回答なし」で、42.4%を集めた。2位は「自然な流れで」で13.9%、3位「家族がほしい」が13.2%、4位「子どもが好き」が7.6%と続いた。以下、5位「好きな人の子どもをうみたい」と「我が子がほしい/お母さんになりたい」(各6.9%)、7位「将来のため/子孫を残したい」(4.9%)となった。「その他」は6.3%だった。

2位の「自然な流れで」では、「自然にできた」「子どもうむのは普通のことだと思った」「周りの友だちが皆、子どもを育てていたので」など、気負わずにごく自然のこととして妊娠を受けとめている様子がうかがわれる。しかし、うまれてきた子どもに対してはやはり「かわいい」「嬉しい」という声が大半を占めている。

3位「家族がほしい」は、「自らが幸せな家庭で育ったので」や、「夫とふたりではさみしいので」などのほか、「子どもにきょうだいをつくってあげたい」とするコメントもあった。その結果、「幸せ」を感じているとする意見が多かった。4位「子どもが好き」では、もともと子どもが好きだったが、自分のうんだ子どもはやはり格別のようで、そのかわいさにメロメロになっているというコメントが目立った。

5位「好きな人の子どもをうみたい」「我が子がほしい/お母さんになりたい」はいずれもシンプルながら、もともと動物としての人間に備わっている本能に根ざした欲求だけに、とても強い動機と言えるのではないだろうか。7位「将来のため/子孫を残したい」は、「跡取りがほしい」「家の存続のため」「将来設計」など、ある程度、計画的に子づくりを捉えている様子がうかがえた。その他の意見としては、「主人に懇願されて」「幸せのおすそ分け」「親に子どもを見せたい」などが寄せられている。

人間もまた動物の一員であることを考えれば、子どもをつくることに関しては、本来ならば難しい理屈ももっともらしい理由も要らないはずだが、実際は経済的な側面や子育ての環境など、なかなか簡単には決断できない人がいるのが現実かもしれない。また、子どもがほしいと願っても、いろいろな理由で叶わないということもあるだろう。

それだけに授かった子どもは、文字通りかけがえのないものであるはずだ。実際、今回のアンケートで「子どもをほしいと思った理由」と同時に尋ねた「実際にうまれてきた時に思ったこと」に関しては、喜びや幸せを感じ、うまれてきてくれたことを感謝するコメントであふれており、その感動の大きさが伝わるものとなっている。

調査時期: 2016年7月1日~2016年7月7日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 144人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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