明光義塾は12月26日、子どものお年玉やお小遣いに関する実態調査の結果を発表した。調査は10月~11月、全国の小学4年生~高校3年生の子どもを持つ保護者702名を対象に、インターネットで行われた。

「お子さんは誰からお年玉をもらっていますか?」

「お子さんは誰からお年玉をもらっていますか?」と聞いたところ、9割以上の子どもが祖父母から、親からも半数以上の子どもがお年玉をもらっていた。高校生は小・中学生に比べて、祖父母やその他の親戚からお年玉をもらう機会が少ない。「もらっていない」という回答はわずかでほとんどの子どもはお年玉をもらっていることがわかった。

「お子さんの学年の場合、1人からもらうお年玉の適切だと思う金額はどのくらいですか?」と聞くと、学年が上がるにつれ、お年玉の金額は大きくなった。小学生は8割以上の保護者が「5,000円未満」を適切としたのに対し、中学生は半数以上、高校生は8割近くが、「5,000円以上」が適切だと答えた。500円未満の回答はなかった。

「お子さんの学年の場合、1人からもらうお年玉の適切だと思う金額はどのくらいですか?」

「お子さんがもらったお年玉を、あなたはどのように管理することが多いですか?」という質問では、子どもの年齢が高くなるほど、もらったお年玉を子ども自身で管理させる割合が高くなっていた。子どもに渡さなかったお年玉は子ども名義で貯金することが多く、「親がもらう」は少数派。フリー回答では「日頃から欲しがっていたゲームを買った」という、子ども自身がほしかったものを買うケースも複数見られた。

「お子さんがもらったお年玉を、あなたはどのように管理することが多いですか?」

子どものお年玉に関するエピソード(子どもの年齢)には、「2人の娘たちのお年玉は小さい時からずっと貯めてあげています。2人が成人になった時にそれぞれに渡したいと思っています」(高校3年生)、「お年玉は1割を渡して、残りは息子名義の貯金へ回します」(中学校3年生)、「親戚同士で渡しているが、高校生8,000円、中学生5,000円と事前に打ち合わせをしている」(高校1年生)、「頂いたお年玉は、半分は自由に半分は貯金するようにしています」(高校2年生)などが寄せられた。