フジテレビ系バラエティ番組『SMAP×SMAP』の最終回スペシャル(26日18:30~23:18)が放送スタートから1時間が経過。1996年4月の番組開始時から2000年度までを、秘蔵VTRで振り返った。

直前の『みんなのニュース』のエンディングで「夜空ノムコウ」を流した後に、「ありがとう」をBGMにいよいよ放送がスタート。今年1月18日に、SMAPの5人が生放送で解散騒動を謝罪した回にも出演した西山喜久恵アナウンサーが登場し、SMAPへの「ありがとう」のメッセージ募集(FAX:0570-080-800 / 22:45頃まで)を呼びかけた。

そして、1996年4月15日の第1回の模様を放送。「ビストロSMAP」ゲストの大原麗子に、中居正広が「SMAPはみんなご存知ですか?」と、当時の知名度を思わせる質問を投げかけるシーンなどが流れ、視聴率は22.4%というロケットスタートを切った。

次は、森且行の脱退。番組開始わずか1カ月の96年5月13日の放送で突然の卒業を発表し、同27日のラストの放送で「ベスト・フレンド」を歌い、涙ながらのメンバーたち。森は「必ずトップに立って行けるように、頑張っていきたいと思います。どうもありがとうございました」とあいさつした。

翌週、5人で初めての放送となった6月3日は、24.8%という高視聴率。その後、田中好子、坂口良子、周富徳、伊丹十三、森光子ら、鬼籍に入ったゲストたちの顔ぶれも流れる中、初の男性のみのゲストだった高倉健の出演回(97年9月15日)の視聴率は29.4%に達した。

97年の大みそかから98年の元旦にかけては、年越し特番を生放送。10万個のドミノを、当時移転したばかりのお台場・フジテレビ新社屋で倒していく企画の中で、『NHKの紅白歌合戦』の司会を終えた中居が到着する予定だったが、予想以上の渋滞で間に合わなかった姿も。この放送の視聴率は27.0%で、現在も破られていない年越しバラエティ番組の歴代最高記録だ。

99年7月12日には、宇多田ヒカルを「ビストロ」のゲストに迎え、視聴率33.5%と初の30%超を記録。

2000年代に入っても番組の勢いは止まらず、元木大介・大神いずみ夫妻を「ビストロSMAP」ゲストに迎えた2000年12月11日の放送は、視聴率28.0%。続く18日は27.4%、25日は27.2%、年をまたいだ01年1月8日は28.0%、同15日は25.2%、22日は27.7%、29日は26.2%、2月5日は27.1%、同12日は29.0%、19日は28.1%、26日は25.9%、3月5日は26.7%、同12日は26.1%、19日は29.6%と、14回連続で25%超を達成した。

提供バックでは、視聴者からの"ありがとう"のメッセージFAXを映し出した。その中には、「SMAPありがとう これからも くれぐれも ありがとう 絶対あきらめない」「チームSMAP最強だよ。信じてる ずっと応援するよ」「再び5人そろって会える日まで いつまでもスマスマを応援しています」と、再集結することを待ち望むファンの声も見られた。

視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。