静岡鉄道の新型車両A3000形の第2号目となる車両の外観カラーが「Passion Red(パッション レッド)」に決定した。第2号目のデビューは2017年春を予定している。
A3000形は静岡鉄道にとって約40年ぶりの新型車両。総合車両製作所が手がけたステンレス製車体の2両編成で、2016~2019年度に導入される車両は編成ごとに外観カラーが異なり、創立100周年の2019年度に7色のラインナップ「静岡レインボートレインズ」が完成する計画となっている。2016年3月にデビューした第1号目(A3001・A3501)は、富士山をモチーフとした「Clear Blue(クリア ブルー)」を外観カラーに採用した。
第2号目(A3002・A3502)の外観カラー「Passion Red」は、いちごをモチーフに「情熱的、活動的」なイメージを表現している。静岡県は全国有数のいちごの産地であり、久能山の「久能石垣いちご」は明治以来100年以上の歴史があるとのこと。観光いちご狩り発祥の地ともいわれ、毎年12月頃から5月頃にかけて久能いちご狩りが行われる。
この「Passion Red」を施した第2号目の投入で、「2017年春よりClear Blueと共に静岡の街に彩りと賑わいを創出します」と静岡鉄道。なお、新型車両A3000形に導入される残り5色は、桜えびがモチーフの「Pretty Pink」、みかんがモチーフの「Brilliant Orange Yellow」、山葵(わさび)がモチーフの「Fresh Green」、お茶がモチーフの「Natural Green」、駿河湾がモチーフの「Elegant Blue」となっている。