東京電力エナジーパートナー(東電EP)と日本瓦斯(ニチガス)は12月26日、ニチガスが2017年4月以降、主に家庭向けに販売する都市ガス(13A)について東電EPが供給を行う基本契約を締結した。

東京電力エナジーパートナー(東電EP)

日本瓦斯(ニチガス)

これまでに、ニチガスおよびニチガスグループ3社は2017年4月以降、販売する都市ガス(13A)の全量(LNG換算約24万トン/年: 32万軒相当)について、東電EPから供給を受ける基本契約を締結している。

両社は今回の契約と合わせて、都市ガス全面自由化初年度は50万軒相当への販売拡大を目指し、ニチガスは2017年4月から、東電EPは同年7月から販売開始を予定している。なお、両社は2019年度をめどに、100万軒相当へ販売可能な条件を整備していくという。

また両社は、ガスの利用者にメニューやサービスのラインアップの拡充を進め、さらに今後、新たにガス小売事業へ参入する事業者向けに安定的なガスの供給とサービスを提供する仕組みを整備するとしている。その際、両社の戦略提携の選択肢として共同出資会社の設立などについても協議していくとのこと。