米Nianticは12月22日(現地時間)、モバイルゲーム「Pokemon GO (ポケモンGO)」のApple Watch用アプリの提供を開始した。iOS用アプリのバージョン1.21.2(12月22日リリース)から、Apple Watchアプリをインストールできる。 Apple Watchアプリを利用することで、iPhoneを取り出すことなく、近くにいるポケモンやポケストップを知り、道具の入手が可能、移動距離など様々な情報を確認できる。
Apple Watch用のポケモンGOは以下のような機能を備える。
- ポケモンGOの開始/終了
- 近くに出現したポケモンを通知 (Apple Watch上で種類を確認できるが、ポケモンは捕まえられない、iPhoneで捕まえる)。
- 近くにあるポケストップを通知、Apple Watch上で回してモンスターボールなど道具の入手が可能。
- ポケモンのタマゴを孵化させるための距離、相棒ポケモンと一緒に歩いてアメを入手できる歩数を表示。
- ゲーム内の歩数などをApple Watchのアクティビティデータに追加。
ポケモンGO用のコンパニオンデバイスというと、ボタン1つのシンプルなインターフェイスの「Pokemon GO Plus」があるが、ディスプレイを備え、iPhoneと密に連動するApple Watchアプリの方が効率的にポケモンGOを遊べる。運動のデータも収集できるので、ジョギングやウォーキングをしながらのポケモンGOに最適だ。Pokemon GOチームによると、今年9月にサービス開始から2カ月で世界中のポケモンGOトレーナーが歩いた距離の総計が46億キロに達し、さらに3カ月後の12月7日には87億キロを超えた。その距離は地球20万周に相当する。
Apple Watch用ポケモンGOは、Appleが9月に開催したスペシャルイベントのキーノートで開発発表が行われ、年内のリリースが予告されていた。ところが、先週に9to5Macが需要の減速からApple Watchアプリの開発プロジェクトが棚上げされていると報道。その噂をNianticがTwitterで打ち消したものの、不透明な状況になっていた。クリスマスにタイミングを合わせたリリースが実現し、結果的に開発者のApple Watchアプリ離れの懸念も和らいでいる。