LCCのPeach Aviationは12月22日、MM1028便(定刻: 桃園20:45発/羽田0:45+1着)において、羽田空港への着陸進入中に管制官の指示と異なる滑走路の着陸を試み、その後、正しい滑走路へ着陸をやり直す事象が発生。同件は国土交通省より重大インシデントと認定された。

該当機はエアバスA320-200型機(JA811P)で、発生場所は羽田空港進入中の高度約140m。事故種別としては、「閉鎖中の滑走路への着陸の試み」とされた。該当機は12月21日22:07に台北(桃園)を離陸し、羽田空港に着陸する際、管制官から指示された滑走路ではなく、閉鎖中の滑走路に着陸を試みた。その後、同機は着陸復行し、0:55に同空港に着陸した。

同機の搭乗者数は計164人(乗客数: 158人(乳幼児3人含む)、運航乗務員2人、客室乗務員4人)で、死傷者はいない。ピーチは、「今後、運輸安全委員会の原因調査に全面的に協力するとともに、原因の分析に基づいた再発防止策を策定の上、速やかな対応を実施し、信頼回復に向けて全社をあげて取り組んでまいります」とコメントしている。