キミの瞳が、僕をパパにする「もうひとりの小さなママ」

2016年9月28日次女を授かった。

今回のコラムの依頼を受けてから、2本目のコラムは次女の出産のことを書こうと思っていた。出産の時の写真もたくさん撮った。でも、次女の出産からの1ヵ月を振り返ってみると、1番成長したのは、おっぱいをいっぱい飲んで体重が500g増えた次女ではなく、お姉ちゃんになった長女なのかもしれない。

次女が生まれるまで、4才の長女はいつもママと一緒だった。保育園登園前にママに結ってもらう髪、食後に鼻をつまみながらママに飲ませてもらうアレルギーの薬、寝る前にママに読んでもらう3冊の絵本、などなど。

そんな長女が、次女出産の時にはじめてママと離れて、パパと二人だけで過ごした。僕は、ほとんどの家事を妻に頼っていたため、娘の髪をうまく結うこともできないし、保育園に持っていかなければならない物の置き場所も分からず、悪戦苦闘の1週間だった。 仕事を早めに切り上げて、保育園へ長女を迎えに行ってから、妻が入院している産科医院へ通う毎日。その後、長女と遅めの夕食を食べ、風呂へ入り、ベッドに入る。寝る前に長女とたくさん話をした。もしかしたらこんなに二人だけで話したのは、はじめてだったかもしれない。