Q.妊娠中つらいと感じたにおいはなに? |
妊娠中に食べ物や香水など、特定のにおいが苦手になったという経験をされた人は多いだろう。これはホルモンや自律神経の影響、あるいは子どもを守るための本能ともいわれており、いずれにせよ、妊娠期にあってはごく普通の反応となる。しかし、そうはいっても、それまで平気だったにおいが突然、我慢できなくなるというのは、なかなか辛いものだ。今回は、子どものいる既婚女性のマイナビニュース会員144名に「妊娠中つらいと感じたにおい」について聞いてみた。
Q.妊娠中つらいと感じたにおいはなに? また、そのにおいがした時、どんな対策をとりましたか?
・「ご飯の湯気のにおい。できるだけその場から離れました」(74歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ご飯の炊くにおいが嫌だった。炊飯器から離れていた」(34歳/愛知県/農林・水産/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「ご飯のにおいがとにかくダメでした。正直、ご飯はあまり食べませんでした」(41歳/青森県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「炊きたてのご飯。湯気でもう辛かったです。マスクを2重にしてつけていた」(30歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ご飯が炊き上がった時。炊き上がっても、すぐに蓋をあげないようにした」(67歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「ご飯の炊けるにおいが辛かったので、週末旦那さんに炊けたご飯を1食分ずつ冷凍してもらいました」(39歳/東京都/官公庁/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)
・「ご飯の炊けるにおい。ご飯を炊いている間は換気扇をまわして、近づかない。ご飯をよそうときには、家族にやってもらう」(35歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「香水のニオイ。マスクをする」(28歳/大阪府/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職/会社員・公務員・団体職員)
・「シャンプーのにおいです。においがきつくない物に代えました」(35歳/長崎県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「タバコのにおい。できるだけ換気するか、別の部屋にいた」(37歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「食事の用意。いろいろ試しましたが、気持ちの悪さは消えませんでした」(55歳/福島県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「炒めた油のにおい。それまではなんともなかったのに」(74歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「豚肉を炒めたり焼いたりするにおいが嫌だったので、さっさと味付けをすることにした」(33歳/大阪府/輸送用機器/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
■総評
マイナビニュースの既婚女性会員に対して「妊娠中つらいと感じたにおい」について聞いたところ、1位は「ご飯を炊くにおい」で、25.7%を集めた。以下、2位は「香水、芳香剤/シャンプー」で5.6%、3位「たばこ」は4.2%、4位は「食べ物全般」で3.5%、5位は「揚げ物/炒め物」と「肉類」で、ともに2.8%となった。また「特にない」は27.8%、その他も27.8%だった。
「妊娠中つらいと感じたにおい」の1位は、定番とも言える「ご飯を炊くにおい」となった。対策としては、「ご飯を炊いている部屋に入らない」「部屋から逃げる」「顔をそむける」「炊けたときはなるべく近づかない」など、苦労が偲ばれるコメントが目立った。また、「つわり期間はパン、麺などで済ませる」「ご飯を作らない」などご飯を炊くこと自体を止めた人や、特に対策はせずにひたすら我慢していた人もいた。
2位は「香水、芳香剤/シャンプー」で、シャンプーの銘柄を変える、香水のきつい人の前ではマスクをしたりさり気なく席を外したりと、自衛に努めている様子がうかがえる。3位の「たばこ」は、妊婦でなくても苦手な人が多いアイテム。こちらも「距離を置く」「逃げる」など、対応には苦労しているようだ。
4位は特に食材などを特定していない、「食べ物全般」となった。「すべてのにおい。鼻にティッシュを詰めて料理した」「食べ物のにおいすべて。布団を被って耐えた」など、食べ物すべてが対象となるだけに、その対策も難しそうだ。中には、「食べない」という過激な意見もあった。
5位は「揚げ物/炒め物」と「肉類」がともにランクイン。「肉類」に関しては、「豚肉を炒めた時のにおい」など調理過程で使用する油のにおいがダメ、という意見もあり、この2つの項目はひとくくりにもできるかもしれない。対策としてはどちらも、「なるべく作らない」という声が目立った。
その他の回答としては、「梅雨どきの洗濯の生乾きのにおい」「焙煎麦茶。旦那には息をとめて渡した」「灯油のにおい。ヒーターの給油は旦那に任せた」「車の排気ガス。対策は特に何も」などが寄せられている。
また、「駅前のとんこつラーメンのかおり。鼻をつまんで通り抜ける」や「近くのスーパーのシュークリーム屋さんの焼きたてのシュークリームのにおい。とにかく、鼻をふさいでいた」「工事現場のシンナーのにおいです。現場を避ける」といった、極めて限定された場所のにおいがダメだったという意見もあった。
さらに、「自分のコップに付いた自分のニオイ」のように対応しようのないものや、「(元)旦那のにおい。いったん嫌悪感を抱くとすべてが嫌。なるべく離れていました」という、におい以外にそもそもの問題がありそうなコメントもあった。
その他、「息子の時は味噌汁のニオイがだめでした。娘の時は珈琲のニオイがだめでした」という、妊娠期の違いで苦手なにおいが変化するパターンや、「しいたけの食感がきつかった。においは特になし」のように、においは大丈夫だが食感がダメだった、という声もあった。
苦手なにおいへの対応策としては、「電車のにおい。職場の近くに引っ越して歩いて通勤」という、においを避けるために引っ越しをしてしまったという"猛者"ぶりが特に印象的だった。
調査時期: 2016年7月1日~2016年7月7日
調査対象: マイナビニュース会員(既婚女性限定)
調査数: 144人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
(画像と本文は関係ありません)