米Instagramは12月20日(現地時間)、ストーリー(Srories)に「ステッカー」と「ハンズフリー」機能を追加した。AndroidアプリまたはiOSアプリをバージョン10.3にアップデートすると利用できるようになる。ストーリーは日常の瞬間やできごとを動画や写真で手軽に記録してシェアする機能。24時間で消えるコンテンツの作成も可能だ。

ストーリーではテキストや手書きで写真やビデオを装飾できるが、新たにステッカーを貼り付けられるようになった。撮影後、テキストツールとドローイングツールのボタンに並んで表示されるステッカー用のボタンをタップしてステッカーの選択画面を呼び出す。時間/時計、表情、サイン、動物、食べ物、建物、乗り物、天気、国旗、矢印、アルファベットなど、様々な種類のたくさんのステッカーが用意されている。年末・年始にはホリデーシーズン用ステッカーが登場する。

選択したステッカーは場所、大きさ、傾き、スタイル(時計の文字盤、服の柄、サインの内容など)を変更できる。時計を使って撮影した時間を示したり、極寒の風景の写真に、その場所を示す看板と温度計を設置して寒さをアピールするなど、様々なアイディアを形にできる。1つのコンテンツに貼り付けられるステッカーの数に制限はない。

右上に現れるステッカーのボタンからステッカー選択画面にアクセス、時計と場所の看板、天気のステッカーを使って寒い紅葉のニューヨークを表現

Instagramでは撮影ボタンに触れてホールド(長押し)すると動画の撮影が始まり、指を離すと録画が終了する。手軽で素早く撮影できる方法だが、撮影時に片手がふさがってしまうのが難点である。撮影者を含む動画の撮影が制限され、たとえば楽器の演奏を自分で撮影するのは難しい。ハンズフリーは撮影ボタンをホールドせずに動画を撮影できるオプションだ。使用するには「LIVE」「通常」「BOOMERANG」など撮影モードを切り替えるタブで「ハンズフリー」を選択する。撮影ボタンをタップすると動画撮影開始、もう一度タップすると録画が終了する。

ハンズフリーで楽器の演奏も自撮り可能、動画もステッカーで装飾できる

バージョン10.3では他にも、iOSアプリで過去24時間分のストーリーを1つの動画にまとめてカメラロールに保存できるようになった。