ポルシェ ジャパンは20日、新型「パナメーラ」の先行公開イベントを都内で実施した。「ラグジュアリーセダンの中のスポーツカー」というコンセプトの下、新しいデザインと最新のテクノロジーで「"911が嫉妬する"4ドアセダン」に仕上げたという。

都内で先行公開されたポルシェ新型「パナメーラ」

4人乗り・4ドアセダン「パナメーラ」の初代モデルは2009年に発売されており、7年ぶりのフルモデルチェンジとなる。第2世代となる新型「パナメーラ」は、今年6月にワールドプレミアを果たし、国内でも7月から「パナメーラ 4S」「パナメーラ ターボ」、10月から「パナメーラ 4 E-ハイブリッド」、12月から「パナメーラ」「パナメーラ 4」およびエグゼクティブバージョンの予約受注が開始された。

新型「パナメーラ」のエクステリアデザインには、ポルシェのフラッグシップモデル「911」のエッセンスが盛り込まれた。車体後部において「フライライン」と形容される美しいルーフラインを実現し、これは「911」から受け継がれる「一見してポルシェとわかるアイデンティティ」になっているという。インテリアはハードキーやメーター類を減らし、大胆にデジタルを取り入れたデザインに。革素材にアルミニウム、カーボンを組み合わせた上質なシートとなり、オプションでマッサージ機能も備える。

最新のテクノロジーも採用した。人や大型動物を検知するカメラと84個のLEDヘッドライトからなる新システム「ナイトアシスタント」により、歩行者や障害物を的確に照らすことで夜間運転の安全性が向上する。初導入となる新インフォテイメントパッケージ「Porsche Connect(ポルシェコネクト)」は、「オンラインナビゲーションシステム」「Porsche Connect アプリ」「コンシェルジュサービス」の3つのシステム・サービスで構成され、ドライバーがリアルタイムで情報を得られる新しいテレマティクスサービスで「つながるクルマ」(コネクティッドカー)を体現した。

車体・エンジン・トランスミッションも新たなテクノロジーとともにすべて刷新。「『911』オーナーでさえも嫉妬するような機能・性能」を盛り込んだ新型「パナメーラ」は、世界中で開始されている先行予約販売でも好調な売行きを見せているという。国内におけるデリバリーは2017年から開始される予定だ。

ポルシェ新型「パナメーラ」外観