アイドルグループ・嵐の櫻井翔が20日、都内で行われたフジテレビ系スペシャルドラマ『君に捧げるエンブレム』(来年1月3日21:00~23:30)の完成披露試写会に登場。共演の長澤まさみや市原隼人から、撮影で号泣していたことを暴露され、「年取ったんだよ!」と反論した。
このドラマは、櫻井演じる天才サッカー選手・鷹匠和也が交通事故にあい、一生を車椅子で過ごすことになったことから車椅子バスケに出会い、新たな挑戦に打ち込むことになるストーリー。長澤は、和也の妻・未希役を、市原はチームメイトの向井大隼役を演じている。
市原は、本番中に号泣してしまい、NGになったことがあったが、そのとき隣にいた櫻井も号泣していたことを暴露。長澤に「意外と涙もろいですよね?」とツッコまれた櫻井は、間髪入れず「年取ったんだよ!」と言い返しつつ、「普通にやってたら涙が止まんなくなっちゃうシーンがたくさんあるんです。だから、我慢して抑えてというのを監督と話しながら撮っていったという感じですね」と、胸が詰まるシーンの連続を予告した。
車椅子バスケのシーンはキャスト自らが演じるため、櫻井らは1カ月間の練習を行った上でクランクイン。プレー中のシーンは、念のためプロの代役による撮影も行っていたそうだが、放送ではそれをほぼ使わないほど、上達していたそうだ。
また、この練習・ロケによって、「不思議なもので、共演者ではあるんですけど、チームメイトのよう」(櫻井)な絆が生まれたそう。市原は「なんで連続ドラマじゃないのかな。もっと(車椅子バスケが)うまくなったし、一緒に居れたのに」と名残惜しんでいた。
その絆を象徴するエピソードとして、櫻井は、市原がプレー中に全力でぶつかってきたことを紹介。「そのときの迫力がすごくて、闘牛士ってこんな気持なのかなと思いました」と、独特の表現で振り返った。
同会には、車椅子バスケ日本代表で不動のエース・神村錬役で出演する安藤政信も出席。安藤は、和也(櫻井)と長澤(未希)とともに階段を上るシーンで、櫻井が夫婦愛を語り合いながら、車椅子バスケのための腕の筋力トレーニングをしていたことを挙げ、「やっぱりスーパースターだなと思いました」と感心していた。
しかし櫻井は「いや、台本だから(笑)」と冷静にツッコミ。長澤まさみはそのやり取りを見て、笑いが止まらなくなっていた。