バイエル薬品はこのほど、「女性のデリケートエリアの不調に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は12月2日~5日、全国の18歳~45歳の女性600名を対象にインターネットで実施したもの。
デリケートエリアの不調を感じたことはあるか尋ねたところ、76.7%が「感じたことがある」と回答した。
デリケートエリアの不調を感じた際、どのように対処するか聞くと、51.5%が「病院には行かず、そのまま放置する」、35.0%が「病院には行かず、市販のかゆみ止めなどで、自力で対処する」と答えた。「すぐに病院へ行く」という人は9.6%で少数派だった。
妊娠以外の理由で産婦人科に行くことに抵抗があるか尋ねると、70.7%が「抵抗がある」と回答した。そのうち64.6%が「恥ずかしいから」、44.6%が「内診が怖いから」と答えており、産婦人科への抵抗感があることがわかった。
「膣カンジダ症」の認知について質問すると、65.7%が「知っている」と回答した。過去に膣カンジダ症になったことがあるか聞くと、16.7%が「(なったことが)ある」と答えている。また、発症経験がある人に、膣カンジダ症が再発したことがあるか尋ねると、54.0%が「(再発したことが)ある」と回答した。
デリケートゾーンの不調を感じたことがある女性を対象に、初めてデリケートエリアの不調を感じ始めた時期を尋ねたところ、「10代後半~20代前半」が68.5%、「20代後半~30代前半」が26.1%で、比較的年齢が若い段階から不調を感じ始めていることがわかった。
膣カンジダ症を「知っている」と回答した女性に、発症原因について尋ねると、「体調不良や過労による免疫力の低下」「常在菌のバランスの乱れ」などの内的要因によっても生じることを「知っていた」と回答する人は56.1%だった。
また、「知らなかった」と回答した人のうち、83.2%は「性交渉による感染(性病)」であると認識していることも明らかとなった。