JRグループは15日、年末年始期間(12月28日から1月5日まで)の指定席予約状況を発表した。新幹線の予約ピーク日は下りが12月29・30日頃、上りが1月3日。東海道新幹線や東北新幹線の1月3日上りはほぼ終日満席となるなど混雑が予想されている。
12月14日時点の指定席予約状況は、JR旅客6社合計で予約可能席数831万席(新幹線586万席、在来線245万席)に対し、予約席数336万席(新幹線272万席、在来線64万席)で前年比103%。JR東日本の新幹線は東北・山形・秋田新幹線や上越新幹線で前年を上回る予約状況となった。今年開業した北海道新幹線も、予約席数が前年比178.3%(昨年運行された在来線特急列車との比較)だったとJR北海道が発表している。
JR東日本は1月3日の上り「はやぶさ」「こまち」「つばさ」に関して「終日満席が多くなっています」と発表。JR東海も、1月3日の東海道新幹線上り列車は「一部の列車を除き、終日満席」と発表しており、当日は指定席・自由席ともに混雑が予想されることから「他の日のご利用をご検討ください」としている。年末年始期間の東海道新幹線の予約状況は、予約可能席数328万席に対し、予約席数154万席で前年比104%となっている。
JR西日本は山陽新幹線の予約状況に関して、定員177万席、予約席数82万7,000席で前年比101%と発表。東海道新幹線と同様、上りのピーク日となる1月3日は「自由席を含め大変な混雑が予想されます」とのこと。JR西日本発表の北陸新幹線の予約状況は、定員44万8,000席、予約席数15万3,000席で前年比96%。九州新幹線については予約可能席数29万6,000席、予約席数10万4,000席で前年比97%とJR九州が発表している。
おもな在来線特急列車の予約状況に関して、JR東日本は中央本線の特急「スーパーあずさ」「あずさ」「かいじ」が6万席(前年比104%)、常磐線の特急「ひたち」「ときわ」が3万席(前年比110%)、特急「踊り子」「スーパービュー踊り子」が3万7,000席(前年比90%)、特急「成田エクスプレス」が1万3,000席(前年比106%)と発表。JR西日本は関西空港方面(特急「はるか」)の予約席数1万1,000席(前年比111%)、北陸方面(特急「サンダーバード」など)の予約席数9万8,000席(前年比99%)と発表している。
JR四国の特急「しおかぜ」の予約席数は約2万4,600席(前年比120%)、特急「南風」の予約席数は約1万1,500席(前年比110%)で、ともに前年を上回った。