劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』のキービジュアル
イラスト:中村佑介

第20回山本周五郎賞受賞、並びに2007年本屋大賞2位に選ばれ、累計売上120万部を超えるベストセラーである、森見登美彦氏原作の『夜は短し歩けよ乙女』(角川文庫刊)がアニメ映画化されることが決定した。

京都を舞台に描かれる、どこかファンタジックな青春恋愛物語である本作は、大学生が選ぶ本第1位に選ばれ続けるなど、森見登美彦氏の作品の中でも最もファンの多い作品の一つで、満を持してアニーション映画として映像化。2017年4月7日(金)に全国公開となる。

そしてそんな本作の主人公"先輩"役は、星野源が担当。監督は、本作と同じ森見登美彦氏原作の『四畳半神話大系』(2010)をはじめ、映画『マインド・ゲーム』(2004)、TVアニメ『ピンポン THE ANIMATION』(2014)などを手掛けた湯浅政明氏が担当する。

■星野源のコメント
湯浅政明監督からある日、直筆の手紙が送られてきました。お会いしたこともないのになぜ? と思いながら封を開けると「星野源さんに主人公を演じていただけたら、絶対に面白い作品になります」と直筆にてオファーの言葉がありました。映画『マインド・ゲーム』を観た12年前のあの日から人知れず湯浅監督作品を敬愛していた私は、お断りする選択肢が浮かびませんでした。"先輩″役、とても楽しみです。何卒よろしくお願いします。

"先輩"役は星野源が担当

■湯浅政明監督のコメント
森見登美彦先生の御長女「夜は短し歩けよ乙女」待望のアニメ映画化です! 「四畳半神話大系」のスタッフが再び集結して張り切って制作いたしました! 映画はタイトル通り、乙女が一晩歩き続けながら進行します! 森見先生が構想しながら使わなかったアイディアも実現! 以前読んだ時は気づかなかった、思わぬキャラクターの関係も読み解きました! 先輩の声を、なんと星野源さんが担当という事も皆が張り切る理由に!! 面白いこと請けあいなので、ぜひ劇場でご覧になってください!!

■原作・森見登美彦氏のコメント
これまでの長い紆余曲折を振り返れば感無量。湯浅監督をはじめ関係各位のご尽力に深く感謝しつつ、「黒髪の乙女」と銀幕で出会える日を楽しみにしております。

また、中村佑介氏によるキービジュアルでは、舞台となる京都の四季を背景に、瞳を輝かせた乙女に対しがんじがらめで動けなくなっている"先輩"の姿が描かれており、特報映像では色鮮やかな京都の季節が移りゆく中で、個性的な面々に囲まれ奮闘する"先輩"の姿を見ることができる。

『夜は短し歩けよ乙女』特報映像


劇場アニメ『夜は短し歩けよ乙女』は、2017年4月7日(金)より全国公開。各詳細は公式サイトにて。

(C)森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会